奈良県河合町・広陵町 県営馬見丘陵公園
(Prefectural Umami Hills Park, Kawai and Koryo Towns, Nara Pref.)
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July 10, 2021 野崎順次 source movie
奈良県北葛城郡河合町・広陵町
馬見丘陵公園、その3
今回は北から行こう。近鉄田原本町線池部駅からスタートする。
北エリアまでほぼ1300mの緑道があり、1300年の道と呼ばれる。平城遷都が行われた西暦710年から現代まで1,300年の間に日本で起きた歴史的な出来事を1300mの道に案内板を設置されている。
北エリアの入り口、花笑み橋
集いの丘、大型テント
馬見花苑から池上橋を渡ると、大型遊具や徒渉池など
池上古墳
長さ約92mを図る前方部が短い帆立会式古墳です。墳丘の周りには濠が巡っており、その外側には幅13m程度の堤が築かれて言います。墳丘には埴輪や葺石が確認でき、5世紀前半に築かれた古墳です。
(当公園公式パンフレットより)
運動グラウンドから池上橋を渡り、馬見花苑に戻り、中央エリアへのトンネルに至る。
ススキの丘から細い道をたどると、乙女山古墳への上り口があった。
国史跡 乙女山古墳
前方部が短い典型的な帆立貝形古墳の典型としてよく知られています。また、長さ約130mと帆立貝形古墳としては国内最大規模で、埴輪列、葺石が見られます。5世紀前半に築かれました。
(当公園公式パンフレットより)
帰途
July 3, 2021 野崎順次 source movie
馬見丘陵公園、その2
今回は南エリアからスタートする。近鉄大和高田駅からバスで竹取公園東で降りて、巣山古墳の西側の道路を5分ほど歩くと、ゲートに着く。以下の「ですます」調の説明は公園公式パンフレットからの引用である。
パンフレット、南エリアのゲート、公園マップなど
三吉2号墳
巣山古墳の西側に築かれた全長93mの帆立貝式古墳です。出土した円筒埴輪から巣山古墳に次ぐ時期に築かれたと考えられます。
国特別史跡 巣山古墳(公園区域外)
墳丘全長220m、後円部直径110m、前方部幅94m、馬見丘陵最大の前方後円墳。両方のくびれ部に三角形の造り出しが付設され、墳丘の周囲には周濠と外堤が良好な形で残る特別史跡です。埋葬施設は、後円部墳長に2基の竪穴式石窒、前方部頂上に小規模な石室があったとされています。
いにしえの丘
佐味田狐塚古墳
5世紀後半に造られた全長78mの帆立貝式古墳です。
道路によって分断されているが、これは方形部側。
ダダオシ池とダダオシ古墳
5世紀後半に造られた全長約50mの前方後円墳です。
ダダオシ橋を渡って、中央エリアに入り、東に行く。
佐味田狐塚古墳
5世紀後半に造られた全長78mの帆立貝式古墳です。
道路によって分断されているが、これは円形部。
未来広場のモニュメント「芽ばえ」など
今北市1号墳(移築)
香芝市今北3丁目にあった古墳後期の円墳。墳丘の規模は直径25m、高さ5.6mで、埋葬施設は長さ5.5m・幅1.7m・高さ2.6mの横穴式石室に二上山凝灰岩で作られた家形石棺が二つ納められていました。
今北市2号墳
香芝市今北3丁目にあった古墳後期の方墳。墳丘の規模は一辺14~18m・高さ3.5mで、石室はなく、二つの家形石棺が直に埋め込まれていました。
説明が見当たらない横穴式石室
カリヨンの丘あたり
文代山古墳(公園区域外)
5世紀後半に造られた1辺48mの大型の方墳です。段丘は2段になっていて葺石があったことが分かっています。
一本松古墳
全体に開墾が著しいため詳細は不明ですが、墳丘全長150m、後円部直径90m,前方部幅60m程度の前方後円墳とされ、築造時期は4世紀後半と見られています。
前方部から後円部を見ていく。
倉塚古墳
現状で墳丘全長約180m、後円部直径106m、前方部幅70mを測る前方後円墳です。詳細は不明ですが、周辺で出土している埴輸円筒棺から5世紀前半の築造と推測されています。
前方部から後円部に上る。
上池と下池の間の上池堤を行く。
別所下古墳
直径60mの円墳、または全長60mの帆立貝形古墳と考えられています。4世紀後半の築造で、河合町内では佐味田宝塚古墳、ナガレ山北3号墳と並ぶ最古の古墳です。
よく分からないが、この茂みの奥らしい。
睡蓮の池
芝生の丘
古墳の丘(カタビ古墳群)
馬見丘陵公園造成に先立つ発掘調査で4基の占墳が確認されました。1号墳(方墳)と3号墳(円墳)は大型古墳が盛んに築造された5世紀代に造られたもので、2号墳(円墳)と4号墳はほとんど古墳が築かれなくなった7世紀代の占墳です。
公園館へ
June 27, 2021 野崎順次 source movie
奈良県北葛城郡河合町・広陵町
県営馬見丘陵公園、その1
県営馬見丘陵公園は、広陵町と河合町の両町にまたがる、わが国でも有数の古墳群と、良好な自然環境が残された地域にあります。
この歴史と文化の遺産やすばらしい自然環境を、県民の憩いの空間として、広く活用してもらうことを目的に整備されました。
園内では四季折々の自然を満喫でき、春には桜やチューリップ、夏にはバラや花菖蒲、ヒマワリ、秋にはダリアやコスモスなど色とりどりの花が咲き誇ります。これらの開花シーズンには花と食と音楽のイベントを開催しているほか、冬のイルミネーションなど、1年を通じてにぎわいにあふれています。また、花とみどりの講習会や展示会、公園ボランティア「馬見丘陵公園花サポーター」制度など、県民協働にも力を入れています。
広い園内は各エリアにわかれており、中央エリアにある公園館では、馬見丘陵の自然や古墳について模型や映像で楽しく学べ、1,600年前の築造当初の姿に復元されたナガレ山古墳には頂上まで登ることができます。北エリアには、大型遊具や徒渉池(噴水)、大芝生広場などがあり、子どもから大人まで楽しめる公園となっています。
(奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」より)
こんなに広大な古墳公園があるとは知らなかった。ネットで奈良県でアジサイが見頃のスポットを探していて出会った。近鉄五位堂駅から1時間に1本のバスで行くと、公園館のすぐ横に着いた。
パンフレットなど
公園館の外観と内部展示
あじさい園に向かう。
あじさい園
睡蓮の池、だんだん広場
再び、あじさい園
あじさいの小径をたどる。
国史跡 ナガレ山古墳
前方部を南に向けた前方後円墳で、墳丘長105m、後円部直径64m、前方部70m、後円部高8.5m、前方部高6.2mを測ります。5世紀初頭の築造。東側くびれ部には2列の埴輪列で区画された通路状遺構が確認されており、現在のところ全国で唯一の例です。後円部の埋葬施設は不明ですが、盗掘の際に廃棄された土の状況から粘土榔と考えられます。前方部でも埋葬施設(粘土榔)が確認されています。出土遺物は円筒埴輪の他に、朝顔形埴輪、家形埴輪等の形象埴輪や供物を象った土製品、刀子形などの石製品、刀等の鉄製品、土師器、須恵器等多種多様な遺物が出土しています。
(奈良県歴史文化資源データベースより)
古墳の姿を築造当時と現在と同時に見比べられる全国でも珍しい古墳で、東側半分の葺石と埴輪列が復元されている。
上池へ、対岸の茂みは倉塚古墳か?
下池の南端、池畔のテラスあたり
カタビ古墳群
馬見丘陵公園造成に先立つ発掘調査で4基の古墳が確認されました。1号墳(方墳)と3号墳(円墳)は大型古墳が盛んに築造された5世紀代に造られたもので、2号墳(円墳)と4号墳はほとんど古墳が築かれなくなった7世紀代の古墳です。
(当園サイトより)
墳丘は残っていない。
国史跡 乙女山古墳
典型的な帆立貝形古墳として著名な占墳。墳丘全長は130mで、後円部直径104mに対し、前方部長30m、幅52mで極端に短く低平になっています。後円部には別に造り出しがあり、家形埴輪などが出土しています。また、墳丘の周囲には周濠と外堤が巡っています。
(当園パンフレットより)
この茂みの奥らしいのだが、よく分からない。後日(7月10日)、反対側から墳丘に登る道を見つけた。下生えのない竹林で墳丘がよく分かった。
菖蒲園、バラ園(共にちらほら咲き)の間を通って、今回の出発点、公園館に帰った。
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