奈良県広陵町 百済寺
(Kudaraji Temple, Koryo-cho, Kitakatsuragi-gun, Nara)
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北葛城郡広陵町大字百済1411-2 百濟寺三重塔 重文 近世以前/寺院 鎌倉後期 鎌倉後期 三間三重塔婆、本瓦葺 19060414
September 15,2014 大野木康夫 source movie
所在地 奈良県北葛城郡広陵町百済1168
三重塔(重要文化財)
鎌倉後期の建築
三間三重塔婆、本瓦葺
本堂
A camera
B camera
奈良県北葛城郡広陵町百済1411
撮影日: 2011年7月9日
水田地帯の小さな集落に若宮神社と寄り添うように三重塔と本堂が残る。百済寺の創建の時期・経緯等は明らかでない。両方の管理は神社の宮司に任されているらしい。
重文 三重塔(鎌倉中期)
現在の三重塔は、鎌倉時代に建久年間、源頼朝が熊谷直実の長子小太郎直家を造寺奉行に命じ三重塔を建立させたと伝えられている。初層中央間は板唐戸、脇間は連子窓。組物は三手先。中備えは中央間のみ間斗束。脇間は省略され、軒は二軒繁垂木である。二。三層は脇間の連子窓はなく白壁、間斗束も初層と同じく中央間だけである。
北東〜東から見る。
西から見る。
細部
本堂(大織冠)
「大織冠(たいしょくかん)」と呼ばれるのは談山神社の本殿を移築したという伝承に基づく。三間四方で単層、入母屋造りの古びた建物である。内陣に等身大の毘沙門天像、馬頭観音像、菩薩立像を祀られている。
春日若宮神社
梵字池は、弘法大師が掘られたとの伝承があるそうで、いかにも古い印象を与える。
公共交通機関が乏しい地帯である。3㎞南の近鉄松塚駅まで歩く。水田のかなたに二上山がくっきりと見える。
参考資料
日本の塔HP
古代歴史街道を歩く−国内編HP
ウィキペディア「百済寺(広陵町)」
奈良県北葛城郡広陵町百済
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の卵
(Eggs of Channeled Apple Snails, Koryo-cho, Kitakatsuragi-gun, Nara)
撮影日: 2011年7月11日
百済寺から近鉄松塚駅まで、水田沿いの道を歩いた時、今まで見たことのない、ピンクのブツブツが水面よりすぐ上のコンクリート壁にへばりついていた。南に歩くにつれて、その量が増えてくるようだった。気持ち悪い。
後で調べると、いわゆるジャンボタニシの卵だと判明した。正しくはスクミリンゴガイ(学名 Pomacea canaliculata)でリンゴガイ科(リンゴガイ、アップルスネイル)の1種の淡水棲大型巻貝である。東アジア・東南アジア各地でイネの害虫となっている外来種である。世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種の1種である。南アメリカ ラプラタ川流域原産だが、食用として1981年に台湾から長崎県と和歌山県に持ち込まれたのが日本への最初の流入である。しかし、需要もなく、採算が取れないため廃棄された。そこから逸出したものが野生化し、西日本で分布を広げている。
鮮烈なピンク色の卵には苦味があり、原産地の南アメリカですら捕食する天敵がほとんどいない。よってそのほとんどが幼貝へと無事に孵化し、それゆえ本種が爆発的に個体数を増やしているという指摘もある。だが意外にもこの卵は水中では孵化できない(卵がイネの株や水路の壁のような濡れない場所に産み付けられるのはそれゆえである)。
『探偵!ナイトスクープ』では、スクミリンゴガイの卵は食べられるのかを検証し、専門家を巻き込んで料理したが、おいしく仕上げることは出来なかった。
参考資料
ウィキペディア「スクミリンゴガイ」
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