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奈良県奈良市 福智院

(Fukuchi-in Temple, Nara City, Nara)

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奈良市福智院町46 福智院本堂 重文 近世以前/寺院 鎌倉前期 建仁3(1203) 桁行一間、梁間一間、一重、もこし付、寄棟造、本瓦葺 旧軒平瓦1枚 19470226


Sep.2011 瀧山幸伸 source movie

近隣


July 2011 野崎順次 source movie

福智院の地蔵盆

(Bon Festival at Fukuchiin Temple, Nara City, Nara)

撮影日: 2011年7月23日

傳香寺のはだか地蔵尊着せ替え法要で、「福智院さんも地蔵盆で午後8時頃までやってられます。」という会話を漏れ聞いたので、行きました。

本堂で法要が行われています。護摩供養と云うらしい。普段は写真撮影できない地蔵菩薩様(重文)も凛々しいお顔を見せておられます。

地蔵盆は子供たちのために

1回目の数珠ぐり

境内風景

音声館のわらべ歌教室の皆さんのわらべうた奉納と参拝客

住職さまの奥さまの歌う「奈良へは電車で」と住職さまも加わって「うさぎ追いしかの川」

2回目の数珠ぐり、そして地蔵盆が暮れゆく。

 


June 2011 野崎順次

奈良県奈良市福智院町46

真言律宗

清冷山 福智院

撮影日: 2011年6月11日

福智院は聖武天皇の御世に、僧玄昉が建立した清水寺の遺鉢を受けた寺として、受け継がれてきた。本尊は福智庄(現奈良市狭川町)において建仁三年(1203)に造立されたが、その後、まもなく興生菩薩叡尊上人に依って現在地に移され、建長六年(1254)福智院が創建されたと見ることが出来る。

本尊の地蔵菩薩はバランスの良い座像で、実に凛々しい侍のようなお顔である。

重文 本尊 木造地蔵菩薩坐像(鎌倉中期)

木造りの上に漆を塗り重ね、その上に彩色が施されていた。右手に錫杖を執り、左手に宝珠を捧げ、右足を安座にした丈六(2.73m)の座像で、宜字座(1.60m)の上に、舟型の光背(5.05m)一杯に小形の化仏をつけた、千仏光背を背負っている。台座からの総高は6.76mもあり、どっしりとした南都特有の鎌倉彫刻で、気魄に満ちた御本尊は慈相をたたえている。光背の化仏は560体、六地蔵と本尊を入れると全部で567体であり、釈迦滅後、56億7千万年の後に下生すると云う弥勒の信仰に付合する。

パンフレット

重文 本堂(鎌倉中期)

建長六年(1254)建立、外観は重層の建造物のように見えるが、一重の裳階つき(方一間の身舎に、四方に四間のもこしが廻る)で屋根は寄棟造り、本瓦葺で正面に一間の向排がついている。内陣には和様を主体とする頭鼻に天竺様繰形が用いられていて、和漢折衷の造りとなっている。

境内

参考資料

福智院HP


事務局用

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