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奈良県奈良市 奈良豆比古神社
Naratsuhikojinja, Nara city, Nara

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Nov.2012 中山辰夫


奈良市奈良阪町2489

祭神:施基親王:平城津彦神:春日王

般若寺から旧京街道を北に10分ほど歩くと峠にたどり着く。この峠付近は、古くから奈良坂と呼ばれ、奈良豆比古神社が鎮座している。

神社の前の道は伊賀・伊勢と京都・宇治に向かう道が交差する交通の要地であった。


「奈良阪の氏神さん」と慕われており、ご祭神は春日大社との関係が深い。古くは奈良坂春日社と呼んでいたようで、石燈籠にも春日社と刻まれているものがある。

境内を進む

本殿
本殿は、一間社の春日造が三殿並んでいる。


中央に産土の神・平城津彦神、向かって右側に志貴皇子(施基親王、同)天智天皇の第七皇子であり、春日皇子と号した、向かって左側に
春日王(志貴皇子の子)を祀る。
この神社は二十年毎に「御造替(ごぞうたい)」が戦時中も欠かすことなく氏子によって行われているということで、建物も塗りも美しい。

『翁舞』 国無形民俗文化財指定 
毎年10月9日例祭の宵宮祭(8日)の時、保存会が奉納する。
春日王が重病になって平城山に隠棲した時、子の浄人と秋王が看病し、浄人は散楽を待って舞って春日明神に祈り、そのため父の
病気が平癒したという。浄人が舞った散楽が翁舞の始まりであると伝えられ、この散楽は脳の源流とされる。
翁舞は拝殿で廻れ、花道の原型である渡り床が設けられる。室町時代の作と推定される能狂言面20面は、普段は奈良国立博物館
に保存されているが、翁舞の際には、そのうち翁3面(白色尉)と翁1面(黒色尉)が使用される。

クスノキの巨木 奈良県天然記念物指定
本殿裏の境内地に生育している。
奈良県の天然記念物で、根元幹回り約12.8m、樹高約30mにも達する。また、樹齢千三百年にもなろうかと見られていた、境内の
巨大なコノテガシワ(児の手柏・(万葉の樹))の古木は、1952(昭和27)年に枯れてしまったが、その切り株が残る。




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