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奈良県奈良市 日本聖公会奈良基督教会
(Anglican-Episcopal Church of Japan Nara Church, Nara City, Nara Pref.)

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奈良市登大路町44 日本聖公会奈良基督教会 会堂 重文 近代/宗教 昭和 昭和5(1930) 三廊式教会堂、木造、建築面積343.61u、桟瓦葺一部銅板葺、西面渡廊下附属 会堂家具45点 聖卓1、一人掛椅子2、長机(小)2、長椅子(小)4、祭具机(大)1、祭具机(小)1、説教台1、聖書台1、長机(大)2、長椅子(大)30 20150708
奈良市登大路町44 日本聖公会奈良基督教会 親愛幼稚園舎 重文 近代/宗教 昭和 昭和4(1929) 木造、建築面積259.88u、桟瓦葺一部銅板葺 "正門1所 石造柱門、間口3.5m、南北脇門及び北方柵附属設計図面147枚" 20150708
Mar.16,2016 瀧山幸伸 source movie

                                                                       

Feb.27,2016 中山辰夫

日本聖公会奈良基督教会 
奈良市登大路町45

国登録有形文化財
教会は、近鉄奈良駅から南都銀行本店まで続く「東向 ひがしむき」商店街沿いにあって、興福寺の境内と東向商店街との間に建つ。
教会敷地は興福寺と接しており、敷地内から三重塔がよく見える。
       
興福寺から取得した約1700坪の敷地内に、教会と新愛幼稚園々舎が建ち、礼拝堂と幼稚園々舎はともに国登録有形文化財の指定を受けている。
「奈良公園の景観に合わせた純和風の教会堂」と評価された。

奈良基督教会は、1887(明治20)年に花芝町で創立され、その後現在の地に移転し、1930(昭和5)年に純和風の礼拝堂が建てられた。
1896(明治29)年に建設された旧・奈良県庁舎を手始めに、その後の奈良の公共建築は歴史的環境に配慮して、近代和風構造で統一されるようになった、
従い、その流れをうけて和風となったと思われる。 教会は来年130年を迎える。

設計:大木吉太郎 構造:木造1階桟瓦葺一部銅板葺 和風意匠の建築 竣工:1930(昭和5)年 大木氏は宮大工で信者でした。
外観 
     
吉野のヒノキ材を使った構造、真壁造りの壁面
      
和瓦葺きの緩い伸びやかな屋根、十字と鳩が刻まれた鬼瓦がユニークである

聖所(チャンセル)
内部
    
内部は吉野のヒノキを用い、数奇屋風に仕上げられている。礼拝堂の祭壇、説教壇、聖書台、長椅子、等を含め国登録文化財。
        
外観は和風だが、キリスト教型堂内部と同じように設計され、入口から祭壇までの間の中央に細長い身廊があり、側廊との間は4本の列柱で区分されている。

登録文化財指定の備品は以下の通りである。
聖壇とカーテン
  
川島織物製の新作1号である。パイプに糸を丸めて作られており、ひろげたままである。2号目は宮中に納められた。後続はない。

七宝の十字架 創立100周年記念に作られたもの、他にも
      
旧帝国奈良博物館の初代館長・久保田鼎氏がスタッフに委託されてつくられた。十字架の四つの葉っぱ模様は、正倉院にある国宝「黄金瑠璃鈿十二稜鏡」にあるデザインを参考に図案化されたようです。
「黄金瑠璃鈿十二稜鏡」
 

祭壇・説教壇・聖書台も文化財指定
    

リードオルガン
    
日本で一番古い。 1870(明治3年)製造品 同社の10傑内に入る古いもの。

欄間・桟・格子
土地を入手後に桐の苗木700本を植えて、10年間育てたものが使われている。
    

一本の木でできた長椅子も指定である。
   
たわることで直線になるような構造。礼拝堂の柱や床材は、吉野から切り出した280本の杉やヒノキの大木を敷地内で3年間乾燥させたものが使われた。

パイプオルガン 100周年記念に設置された
 
ボッシュ社製 日本第1号

洗礼盤 文化財指定品
   
山口県産の大理石 水がでます

親愛幼稚園
教会堂と渡り廊下でつながった信徒会館には当初から付属の親愛幼稚園が設置され、80年余の歴史を刻んできた。
    
園舎は礼拝堂とほぼ同じ意匠で出来ている。

聖公会は全世界で約8000万人が信仰しており、日本には19世紀半ばに伝えられた。現在は全国で約320の教会とともに、立教学院、桃山学院、プール学院、平安女学院、聖路加国際病院など、教育、医療、社会福祉などの分野で働きを続けている。

(注 コメントは井田牧師のお話及び「園長 つうしん」より抜粋しました)


February 7,2014 大野木康夫 source movie

所在地 奈良県奈良市登大路町44

日本聖公会奈良基督教会は,奈良市中心部、興福寺境内の西隣に位置している。
奈良県内で古社寺修理の経験を持つ大木吉太郎の設計施工により,親愛幼稚園舎は昭和4年,会堂は同5年にそれぞれ竣工した。
会堂は本格的な三廊式教会堂であるが,勾配の緩い伸びやかな屋根,小組格天井,菱格子欄間など和風要素で構成されている。
親愛幼稚園舎もほぼ同様の意匠からなり,間仕切を外せば会館としても使用することができる。
日本聖公会奈良基督教会は,奈良公園に隣接する立地条件から,純粋な和風意匠でつくられた教会堂建築である。
古建築から着想を得た諸要素を巧妙にまとめ,各部のバランス,細部意匠とも秀逸で意匠的に優れている。
古社寺修理から学んだ伝統的な要素を駆使し,教会堂として完成させた昭和初期の近代和風建築として,高い価値がある。
(国指定文化財等データベースより)

近鉄奈良駅の東からアーケード商店街、東向商店街を南下し、興福寺の北円堂に向かう道を過ぎると、左手に日本聖公会奈良基督教協会の入り口が見えます。
普段は門が閉まっていますが、日曜日は礼拝などのため門が開いているので見学させてもらうことができます。
この日は、大斎節(カトリックでいう四旬節)前の主日で、信者の方が集会をしておられたので、邪魔にならないように見学させていただきました。

会堂へ

    

会堂と親愛幼稚園舎

  

会堂(重要文化財)

昭和5(1930)年の建築
三廊式教会堂、木造、建築面積343.61u、桟瓦葺一部銅板葺、西面渡廊下附属

                                        

親愛幼稚園舎(重要文化財)

昭和4(1929)年の建築
木造、建築面積259.88u、桟瓦葺一部銅板葺

親愛幼稚園としての入り口は、北側(東向商店街から興福寺北円堂に向かう坂道)にあります。

               

渡廊下

    

附指定の正門を撮影していませんでした。


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