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奈良県奈良市 奈良市内の石造物

(Stone Buddhism Sites,Nara City, Nara Pref.)

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 General
 
変化にとんだ石造物がある。
 Nature
 
人けのない場所が多い
 Water    
 Flower
 
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 Food
 

February 29, 2020 野崎順次 source movie


若草山東南麓の春日山遊歩道の入り口から吉城川の上流、水谷川沿いに遊歩道を歩く。太いツタのような枝がのたくりまわる原生林である。
    


少し行った左手の上に六角形の石柱の頂部に如来の東部を丸彫りした「洞の仏頭石」がある。室町中期、花崗岩。他に類がない形式である。その横に倒れたままの板状石に薄肉彫りされた「洞の地蔵石仏」がある。鎌倉中期、安山岩。
               


若草山山麓に戻る。閉山中で近寄れないが、中の小さな祠の横に大きな自然石に等身大の地蔵菩薩が彫られている。「若草山線刻地蔵石仏」室町後期、安山岩。近世では秀作である。
      


正倉院の裏を進み、奈良奥山ドライブウェイの手前を左に上がると、天然記念物「知足院ナラノヤエザクラ」で有名な知足院の山門が見える。本堂の裏山に大和最美の定評があるという五輪塔がある。このあたりはまったく人けがない。ところが、本堂の上は崖崩れと金網のフェンスで行けない。庫裡の方へ戻り、大きく右に回って道なき道を進んで、やっと石塔群らしきものが見えたが、再びフェンスがあって行けない。元に戻り、山門の左側から回り込み、いったん下ってから登るとやっと石塔群にたどり着いた。
    


「知足院五輪塔」室町中期、花崗岩。風・空輪を失っているが、地輪の作りが見事で、温和な五輪塔である。
                     


その他の五輪塔など
                


転害門近くの浄国院。「浄国院弥陀石仏」鎌倉中期、花崗岩。正面いっぱいに二重光背形を深くほりくぼめ、来迎相の弥陀立像を厚肉彫する。
             


境内には石仏が多数まとめられている。
                         


次は聖武天皇皇太子で満1歳の誕生日前に夭逝した基王の墓と言われる那富山墓である。法蓮佐保山三丁目のバス停から少し北へ歩くと左手に小山があり、頂上に那富山墓がある。現状は径11 x 7.8m、高さ1.5mの小円墳で大黒ヶ芝古墳とも呼ばれている。
    


この周囲に隼人石という石彫が4個あって、それぞれに頭部は動物、体部は人身といった奇妙な像が線彫りしてあるそうだ。外から何とか見えるのは1個だけだ。頭はネズミで、体はふんどし姿である。古墳末期の作という。
   


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