奈良県奈良市 伴墓五輪塔
(Tomobaka Gorinto,Nara City, Nara Pref.)
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July 5, 2020 野崎順次 source movie
奈良県奈良市川上町728
伴墓五輪塔
国重文 伴墓五輪塔 鎌倉前期 高174cm 花崗岩
三笠霊園の上方にあたる。伴墓の場所には東大寺末の伴寺があったが、廃寺後東大寺の墓所となり、伴墓とよばれた。この五輪塔は通常の五輪塔とは異なり、火輪即ち笠の平面が三角形になっている。教義上からは火輪は三角とされるが、立体的に造る場合は平面四角が普通である。三角火輪では下端は水平に切って軒の厚さはない。しかし三辺の軒の線は外へふくらみ、三方の屋根の流れも外へむくらせる。水輪が下ぶくれであり、空輪が少し押しつぶした形になっているなども古調である。各輪四方とも大日如来法身真言を彫る。三角五輪塔を好んで作ったのは俊乗房重源である。もとこの五輪塔は東大寺の今の俊乗堂の辺にあったのを、元禄一六年(1703)にここへ移した。重源との関係が考えられる。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典」1998年より)
上方から近づく。
いろいろなアングルから見る。
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西方の眺望と帰途
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