奈良県奈良市 吉城園
(Yoshikien,Nara City,Nara Pref.)
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奈良県奈良市登大路町60-1
「興福寺古地図」によると同寺子院の摩尼珠院があったところとされています。明治になって民間の所有となり、大正8年(1919年)に現在の建物と庭園が造られた後、奈良県の所有となり、庭園鑑賞および茶会に広く利用していただくよう、平成元年4月1日より開園したものです。敷地面積約8,900㎡・2700坪。
園内は、池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、池の庭は、江戸時代からの地形の起伏、曲線を巧みに取り入れ、建物と一体となるよう造られています。
苔の庭は、飛火野と同系の地下水脈が園内を流れているといわれ、杉苔の生育に適し、全面が杉苔に覆われた庭園で、平成22年5月に葺き替えられた、茅葺屋根の離れ茶室と一体となった閑静なたたずまいを呈しています。
茶花の庭は、茶室に添える季節感のある草花などが植えられ、素朴で潤いのある庭園として親しまれています。
このように、吉城園は、春は新緑、秋は紅葉が美しく、古都の四季に彩りを添えています。
(吉城園パンフレットより)
パンフレットと現地説明板
池の庭
県文 旧正法院住宅
さらに池の庭
県文 離れ茶室
苔の庭
茶花の庭
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