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奈良県桜井市 安倍文殊院

Abemonjuin,Sakurai City,Nara

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Apr.2020 瀧山幸伸 source movie

 

西古墳

                          

 

白山神社

                    

東古墳

          

境内

                                  


Mar.11,2017 野崎順次

奈良県桜井市阿部645

安倍文殊院

(Abemonjuin Temple, Sakurai City, Nara Pref.)

孝徳天皇の勅願によって大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が安倍一族の氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺文殊院」(安倍寺)である。しかし一般的には古来より、日本三文殊の第一霊場(京都府・天橋立切戸の文殊、山形県・奥州亀岡の文殊)「大和安倍の文殊さん」として名高い。

大化元年(西紀645)倉梯麻呂が創建した安倍寺(崇敬寺)は、現在の寺の南西300メートルの地に法隆寺式伽藍配置による大寺院として栄えていた。(東大寺要録末寺章)(現在「安倍寺」跡は国指定の史跡公園として保存されている。)鎌倉時代現地に移転後も、大和十五大寺の一つとして栄え嘉吉元年(1441)この興福寺官務牒疏には当時なお二十八坊の存在が記されており、寺運はなかなか隆盛であったが、永禄六年(1563)二月松永弾正の為に兵火に会い一山ほとんど鳥有に帰する災を受け、その後寛文五年(1665)四月に到って本堂(文殊堂)と礼堂を再建されたのである。現在の本堂は即ちこれで、人母屋造本瓦茸七間四面の建物で前に礼堂(能楽舞台)を従えている。 本堂の右に釈迦堂、左に大師堂、本坊、庫裡が並ぴ庭園を隔てて方丈客殿につらなっている。

創建以来すでに千三百余年の星霜を経ているが常に一般道俗の信仰をあつめ、由緒も深く寺勢も盛んであった事ば寺伝の由来記に載せるところであり、日本最大の文殊菩薩(国宝)を本尊とする安倍文殊こそ俚謡そのままのある五台山として、仏徒の巡拝すべき道場である。

(安倍文殊院公式ウェブサイトより)

パンフレット

        

表山門

         

石仏の並ぶ参道

                     

現地案内図と本坊(県重文)

       

客殿五台閣

  

市重文 本堂

寛文5年(1665年)に建立された建物で、快慶作の木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像が安置されている。

        

国特別史跡 文殊院西古墳

丘陵上に営造された円墳でほぼ南面して横穴式石室が開口している。石室は主室と羨道とより成り、いずれも研磨を加えた花崗岩の切石を用いて築造されている。石室の架構の斎正にして整備な点において最も優秀なものであり、わが国におけるこの種の古墳として代表的なものである。

                                   

金閣浮御堂・霊宝館(仲麻呂堂)

      

不動堂

  

十一面観音

    

国重文 白山神社本殿 室町後期

一間社流造、正面軒唐破風付、こけら葺

                           

県史跡 文殊院東古墳

墳丘は円墳又は方墳と思われますが詳しい調査は行われていないので規模は明らかではありません。横穴式石室は両袖式で全長が13m。玄室長4.7m、幅2.3~2.7m、高さ2.6m。羨道部は長さが8.3m、幅1.8~2m、高さ1.5mを測り南南西に開口しています。

玄室部はほとんど加工されていない自然石、羨道部は切石の花崗岩が使われているのが特徴で、石室の石材が自然石から切石に変化して行く過渡期の古墳と言えるでしょう。

(桜井市観光協会公式ホームページより)

                

石仏と弘法大師像

               

参考資料

安倍文殊院公式サイト

国指定文化財等データベース


Jan.2010 中山辰夫

                                      


Mar.2007 野崎順次

               


事務局用

 

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