奈良県桜井市 谷首古墳
(Tanikubikofun Burial Mound, Sakurai City, Nara Pref.)
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October 31, 2015 野崎順次 source movie
奈良県桜井市阿部802
30年ほど前から徐々に周辺は宅地化され今は住宅街に取り込まれた形になっています。しかし一足中に入ると7世紀の黄泉の世界が広がっています。阿部丘陵の中では最大規模を誇り中世には墳丘が砦として利用され現在は八幡神社が古墳の上に鎮座しています。安倍文殊院にお越しの際はすぐ近くですし古墳につきもののカマドウマやコウモリもいないので古墳の初心者の方にも抵抗なく手軽に古代のロマンを感じる事が出来る、おすすめの古墳かと思います。
墳形は一辺約40m(現状は南北41m、東西38m)、高さ約8mの方墳で石室は南に開口しています。石室の企画性は石舞台古墳とよく似た大型の両袖式横穴式(全長13.8m)で玄室部は長さが約6m、幅約2.8m、高さ約4m、羨道部は長さ約7.8m、幅約1.7m、高さ約1.7mの規模を誇ります。石室内から、かって凝灰岩の破片出土した事で、元々、家型石棺があったと思われます。石棺でも残っていれば人気の赤坂天王山古墳並みに注目されてもいい古墳です。築造年代は7世紀初頭~前半で、このあたりを本拠地にした豪族、阿倍氏の墳墓と考えられています。
(「大和さくらい100選をゆく」ウェブサイトより)
外部
羨道
玄室(羨道側から奥を見る)
玄室天井
玄室奥から羨道側を見る。
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