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奈良県天理市 西山古墳

(Nishiyama Tumulus, Tenri City, Nara Pref.)

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February 28, 2021 野崎順次   source movie

奈良県天理市杣之内町

国史跡

杣之内町に所在する前方後方墳です。墳丘は全長約190mを測り、前方後方墳としては全国最大規模です。杣之内古墳群を代表する前期古墳として知られています。

墳丘
墳丘は3段築成で、1段目のみ前方後方形、2段目から上が前方後円形となる特異な形状です。古墳の周囲に巡っていた周濠は前方部に隣接する古池に名残を残しています。後方部墳頂には柏原市芝山の板石が散乱していたことが知られており、竪穴式石室が存在したと考えられています。古墳時代終末期には北側の外堤を取り込んで塚穴山古墳が造られました。
古池の護岸改修に伴って平成12 (2000) 年に天理市教育委員会がおこなった発掘調査では、池内において前方部前面裾が確認されました。また、平成24~25 (2012~13) 年には杣之内古墳群研究会により精密な墳丘測量が実施されました。

遺物
昭和62 (1987) 年に埋蔵文化財天理教調査団が西山古墳北側に隣接する塚穴山古墳を発掘調査したところ、塚穴山古墳南東部分の下層から西山古墳の外堤が確認され、3基の埋葬施設が見つかりました。そのうちの一つである埴輪棺墓に使用された埴輪棺7個体は、これまでに西山古墳で採集されていた埴輪と類似しており、もともと西山古墳に樹立されていたものと考えられています。
出土した埴輪の時期から、西山古墳は古墳時代前期後半に築造されたと考えられています。

昭和2 (1927) 年4月8日国史跡指定 平成30 (2018) 年2月13H史跡名称変更
令和2 (2020) 年12月天理市教育委員会
(現地説明板より)

大型古墳で墳丘の特異な形状が分かりやすい貴重な例である。すぐ横に天理大学馬術部の馬場があり、かつては墳丘上を闊歩する馬の姿が見られたとタクシーの運転手さんが云っていた。

後方部から前方部へ
                    


周濠の名残の古池
    


前方部の墳丘に登ると西南に畝傍山・香久山が見える。
   


後方部を見る。
    


後方部墳頂から周囲を見る。
           


降りてきたらカササギがいた。
  


近くの保昌塚、径約16.8m(元は径25m)の円墳。これも形状がよくわかる。出土品や埋葬施設などは不明。
       


また、巨大な切り石を使用した峯塚古墳を探したが、竹林の中で見つけることができなかった。情報収集後、再挑戦する。
     


March 25, 2017 野崎順次 source movie

奈良県天理市杣之内町

国史跡。

国内最大の前方後方墳です。墳丘は三段築成で、中段および上段が前方後円形、下段が前方後方形という他に例を見ない特殊な形をしています。築造された時期は4世紀後半(古墳時代前期後半)で、規模は全長約190m、後方部の一辺約90m、前方部の幅約87m、前方部の長さ約90mです。古墳の周りには30〜45m幅の濠が巡り、現在でも西と南西部は池となっています。

墳丘の斜面には円礫があり、築造時は墳丘が円礫で覆われていたようです。埋葬施設は竪穴式石室ですが、盗掘を受け、墳頂部に芝山産の板石が散乱していたそうです。

鏡や鉄剣・鉄刀の破片などが後方部で、円筒、鰭付円筒・朝顔型・家形埴輪などが墳丘やその周辺で見つかっています。

また、盗掘の際に銅鏡、碧玉製鏃、碧玉製車輪石、管玉、鉄製刀剣などが出土したとも伝えられています。

(天理市観光協会ウェブサイトより)

現地説明板

  

主軸はほぼ東西で後方部は東である。東北からアプローチ。

     

東から回り込んで、南、そして池越しに南西から見る。

               

東側に戻り、後方部墳頂に登り、西方、前方部を見る。

          

前方部の上から後方部を見る。

     

北側に降りつつ、後方部を見る。

    

北西の馬場越しに見た全景

  

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