奈良県天理市 柳本
(Yanagimoto, Tenri City, Nara Pref.)
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August 23, 2020 野崎順次 source movie
奈良県天理市 柳本の石仏
(Stone Buddhist Images in Yanagimoto, Tenri City, Nara Pref.)
石仏の多い地区である。特に古墳の石材を多く使用しているのは、近くに県下最大級(600基以上)の龍王山古墳古墳群があり、鎌倉時代中期にかなりの古墳が荒らされたらしい。
上ツ道より手前の道を北へ行くと、下長岡公民館がある。ここらにはかつて光蓮寺があったそうだ。
石仏が並んでいる。専行院と同様の大きな弥陀石棺仏があり、銘は建治二年(1276)とのこと。細身で裾の開いたところが同じ作者らしい。
他の地蔵石仏など。
北の四つ角を東にとると、上ツ道沿いに長岳寺五智堂(国重文、鎌倉時代)が建つ。
その脇に石仏群があり、素朴で優しい顔が多い。
そこから少し東に入ると、約20体の石仏がある。
阿弥陀と地蔵の双仏石もある。阿弥陀は西方浄土の主、地蔵は現世で衆生を救済する菩薩、地蔵の導きで極楽往生するという阿弥陀信仰である。鎌倉時代には庶民にまで広まった。
参考文献
清水俊明「大和の石仏、昭和49年」
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