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奈良県奈良市 東大寺、手向山八幡宮、若草山

Todaiji/Tamukeyamahachimangu/Wakakusayama,Nara city,Nara

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Oct.2011 野崎順次 source movie

東大寺南大門

(The Great South Gate of Todaiji Temple, Nara City, Nara)

奈良県奈良市雑司町

撮影日: 2011年10月1日

天平創建時の門は平安時代に大風で倒壊した。現在の門は鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人が再建したもので、今はない鎌倉再建の大仏殿の威容を偲ばせる貴重な遺構である。正治元年(1199)に上棟し、建仁3年(1203)には門内に安置する仁王像とともに竣工した。大仏殿にふさわしいわが国最大の山門で、国宝に指定されている。

入母屋造、五間三戸二重門で、ただ下層は天井がなく腰屋根構造となっている。大仏様(天竺様)と言われる南中国の建築様式を導入して造られており、基壇上から直径約1mの列柱が宙高く約24m伸びて、上層の屋根裏まで達している。また柱の上部には深い屋根を支える肘木という大仏様特有な組み物が水平に迫り出し、その先端を門の間口一杯に繋ぎの貫きが何本も横に走りながら、屋根裏まで重層している。その架構は荒削りで素朴だが、構築の力強さが漲っている。

南から、

            

少し西へ、

     

東に回り、

           

北(大仏殿)側から、

      

門に入って内部を見上げると、更に迫力ある構造が見られる。林立する円柱群が頂部の化粧屋根裏まで伸び、それを繋ぐ貫きが四方に何段にも出ている眺めは壮観である。

     

石造獅子像(重文)

      

鎌倉時代の柱

   

木造金剛力士立像(国宝)二体は、昭和63年から5年間にわたって全面解体修理が行われ、天平創建期から向かい会って立っていたことや、山口県で伐採された木材が、約1年程で搬送され、古文書の記述通り、ほぼ70日間で二体同時進行で、造像されたことも証明された。

       

参考資料

東大寺公式HP

日本建築の美HP


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