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奈良県奈良市 東大寺、手向山八幡宮、若草山

Todaiji/Tamukeyamahachimangu/Wakakusayama,Nara city,Nara

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August 13 and 16, 2020 野崎順次 source movie


東大寺の石造物

今回は東大寺の二つの重要文化財石造美術品をじっくり鑑賞することにした。特に南大門の石獅子は網越しの撮影となるので、大部分は網の目より小さなレンズで撮影した。

 

8月13日

国重文 東大寺法華堂(三月堂)石燈籠

 

鎌倉時代中期 高269cm 花崗岩
東大寺法華堂の礼堂正面に一基立つ。六角型。基礎は自然石上に刻出された低平な単弁の蓮花文で、これに対し竿は長い円柱とし、三節によって引きしめられる。中台は側面を二区格狭間とし、下端は単弁。火袋は上区二区横連子、中区は上半を竪連子とする壁面、下区二区格狭間とし、火袋の一つの基本を示す。笠は蕨手をつけ、軒は割合薄くしてゆるく反り、屋根は美しい曲線になり、請花・宝珠を上に置く。部分的に花崗岩の質のちがいはあるが、寄せ集めとは見られない。鎌倉時代の古風形式から洗練形式に移る姿である。竿の中節から上に六行にわたり、「敬白、奉施入石燈炉一基、右志者、為果宿願所、奉施入之状如件、建長六年(1254)甲寅十月十二日、伊権守行末」と刻む。伊派石大工伊行末の作品である。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典、1998」より)

              


その他境内

           

8月16日

南大門あたり
      


国重文 東大寺石獅子 

 

鎌倉時代前期 高(東)180cm・(西)160cm 大理石
東大寺南大門の北側に置かれているが、もとは大仏殿前の中門に据えられたものである。『東大寺造立供養記』に、建久七年(1196)中門石獅子などが宋人石匠によって造られたが、日本国の石は造りにくいので、大唐から石を取りよせたとあるものに相当する。台座の華麗さは特筆すべく、羽目と束から成る主軸部を中心に、上下に層を作り、単弁を精密に刻み、最下に持送り式の脚を彫出する。羽目には種々の図様を陽刻して装飾を施す。石獅子は二体ともほぼ同形で、両前脚を突張って胸を張り、口を少し開く。胸の飾りなども、すべて宋風である。宋風石獅子(狛犬)には他の形式もあるが、東大寺のこれは特色のある名作といえよう。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典、1998」より)

東の雄獅子
                 


西の雌獅子
                                


酷暑に耐える鹿たち
     
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