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奈良県大和郡山市 薬園八幡神社

(Yakuonhachimanjinja, Yamatokoriyama, Nara)

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Aug.2012 中山辰夫

郡山市材木町32

祭神:祭神:誉田別命、息長足媛命

県文化財:本殿

JR郡山駅から歩いて約10分。

天平勝宝2年(750)に創祀された。

当社はもともと薬園村の鎮守として創建されたもので、郡山築城に当たって現在の塩町付近にあったものを当地に遷座したといわれている。

地元では「やこうさん」と呼ばれ親しまれている。

続日本記に詳述されているとおり、奈良時代天平勝宝2年(749年)平城宮の南。梨原の薬園新宮内に設けた神殿に迎え祀られる。

梨原の地はもと薬園のあったところで新宮の名もこれに因む。

所々に極彩色の残った本殿や見事な釣り灯籠が並ぶ社殿は桃山〜江戸初期の再建とされる。

郡山の豪商が氏子であった隆盛時がしのばれる。

境内には薬草園がある。

≪参考≫薬園八幡神社略記

石標と燈籠

通りに面して建つ。延喜式以前を明かす石標と宝暦5年(1755≫建立の石燈籠。柳沢里恭の筆が読める。

山門

薬草園

右が薬草、左が木々である。

手水舎

棒垂木が扇形に並ぶ。

狛犬

奈良県で二番目に古い狛犬。ヒゲの跡がある。オス・メスのしるしがあるのは全国的に珍しい。

常夜塔

安政の大地震で崩壊し、再建されたもの。その後の大地震に耐えている。

太陽と月両方を持つ灯籠

拝殿

割拝殿である。彫刻が素晴しい。八幡さんのお使い”ハト“が見られる。

木鼻の像さん(左右)、正面は獅子−舌を出し、今にも飛び出しそう。

幣殿

本殿とつながっている。

躍動的な木鼻の彫刻

樋の彫金

釣り灯籠 寄贈によるものであろう、豪商の盛時の勢いがわかる。

幣殿内部

扁額 全体がハト文字は珍しい。 宝暦11年(1761)

多くの寺宝が置かれてある。

戸襖絵

8枚。宝暦11年(1761)

補修費が一枚200万ほどかかるようで、とてもとても・・・・。

三十六歌仙 “小野小町”は希少価値。

狛犬

乾漆技法で作られたもの詳細不明。遊郭「又春廊」からの寄贈による。

遊郭「又春廊」からの寄贈による。かつては、箱本13町のうち12町が氏子だった。(郡山市内)

ここから奥は本殿である

本殿

奈良県指定重要文化財 宝暦9年(1759)改築

一間社、隅木入春日造、桧皮葺、桁行1.6メートル、梁間1.8メートルの小型の本殿。

春日造であるが、前面に隅木<すみぎ>を入れ、正面側に縁高欄をめぐらし、前面に九段の木階をつけている。

正面は蔀戸とし、一間社ではあるが、内部を内外陣に分け、さらに内陣を左右に分けて扉2戸を設けている。

要所に極彩色、渡金金具を打ち付けるなど桃山時代の再建になるものと考えられている。

その他

松平家よりの寄贈の狛犬

鉄製灯籠

江戸後期(文政)鉄製であることと、土台が8角形であることは皇室に関わりが考えられる。

薬園八幡神社にはもう一対の狛犬像がある。鎌倉時代作とされる。神仏習合展=奈良教育大学

薬園寺

隣りにある。神仏分離令にて分かれた。

 

 

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