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奈良県大和郡山市 矢田寺

(Yatadera Temple, Yamatokoriyama, Nara)

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大和郡山市矢田町3506 春日神社本殿 重文 近世以前/神社 室町後期 室町後期 一間社春日造、檜皮葺 19200415


July 1, 2017 野崎順次 source movie

梅雨の合間の晴れた日にアジサイを見に行った。今年は遅めで、7月に入って、JR法隆寺駅からの臨時バスはなくなっていたが、花はまだまだ見頃であった。

参道を進む。

         

山門から石段を登り、本堂へ進む。

                             

左手に谷状のアジサイ庭園がある。けっこう広く、関西随一といわれる。

                                                                                                                   

南僧坊と本堂の間、石仏とアジサイ

             

焔魔堂、大師堂、舎利堂あたり

     

四国霊場八十八ヶ所へんろ道、全部めぐると約4.5km(1時間30分)とのこと。三十八番札所まで行って、後は次の機会に回した。

                                                                 

御影堂のアジサイ

                 

本堂まわり

                         

アジサイ見本園

                                   

帰途、リアルなかかし、熊沢蕃山遺址、路傍のアジサイ、畑のヒメジオン

                    


Sep.17 .2016 中山辰夫

奈良県大和郡山市矢田町3549

宗派;高野山真言宗 本尊:延命地蔵菩薩(平安時代 国重文) 創建:679(天武天8)年 開基:智通、天武天皇(勅願) 正式名 金剛山寺

矢田寺は「あじさい寺≫としてあまりにも有名、6月がシーズンで約8000株のアジサイが山をかざり境内は大層な人出であるが、それ以外の平日は静かである。

別称、矢田の地蔵さん、アジサイ寺と称される。

国重要文化財の仏像を多数有しており、679年の創建時には、七堂伽藍、48坊を構えていたとされる。

近鉄郡山駅から奈良交通バスに乗り矢田寺で下車。前方に矢田丘陵眺めながら坂道を歩く。矢田寺前までバスできたらよかったと後悔。

          

いよいよ寺内に入る

          

標高約170mと言われる本堂までは、石段が続く。のぼりつめた所に「三尺組」の石碑が集中して並ぶ。何代も続いた露天商のものとか。異様な感がする。

境内図

  

参道を進む大門坊・念仏院・アジサイ園入口など 大門坊は国民宿舎

          

大門坊・念仏院は南僧坊、北僧坊と合わせ塔頭寺院で、現在は僧坊として秋のシーズンに宿泊、精進料理を提供している。

講堂

    

春日社 国重要文化財

          

鐘楼・茶所 梵鐘は国重要文化財 鎌倉時代 1246(寛元4)年の在銘がある。

  

本堂 奈良県指定文化財

          

南僧坊

        

みなそめ地蔵

大門坊より本堂へ向かう参道の中ほど右側に立つ。

その昔、近在の農婦が自家製の味噌の味が悪くなり困っていたある夜、夢の中に石のお地蔵様があらわれて、「我にその味噌を食べさせてくれたら、良い味にしてやろう」とお告げになった。翌朝、矢田寺へ参って参道を見ると、夢に立たれたお地蔵様がおられたので、 早速くだんの味噌をその口許にぬったところ、家の味噌は味が直っていたという。

これを伝え聞いた里人たちは、新しい味噌を作ると味が良くなるようにと、 こぞってお地蔵様の口許へぬるので、誰言うとなく「みそなめ地蔵」と呼ばれるようになったというお話があるとか。

 

北僧坊

    

境内の散策を終え、松尾寺に向かう道を探すうちに、矢田寺八十八カ寺零場巡りの一部を訪れることになった。

各地の社寺にあるにある八十八カ寺巡りとは異なり、松尾山(標高 m)の中腹を越える高さまで続く、全長4.5㎞の「おへんろ道」は結構起伏に富み、本格的?な祈りの道との印象を持った。

立寄った数か所である。御影堂も見られた。

              


June 2010 撮影/文:野崎順次

撮影日: 2010年6月26日

奈良県大和郡山市 矢田町3549 

矢田のお地蔵さんで親しまれている矢田寺(矢田山・金剛山寺)は、城下町・郡山より西へ3.5キロ、矢田丘陵の中心矢田山の中腹にあり、日本最古の延命地蔵菩薩を安置しています。

今から約1300年前、大海人皇子(おおあまのみこ…後の天武天皇)が、壬申の乱の戦勝祈願のため矢田山に登られ、即位後の白鳳4年、智通僧上に勅せられ、七堂伽欄48カ所坊を造営されたのが当山の開基です。

初夏の矢田寺はあじさいの寺

あじさいは、ユキノシタ科アジサイ属の植物で、日本の暖地に自生するガクアジサイを母親として、日本で生まれた園芸品種です。

 学名の変種名「オタクサ」は、江戸後期に日本の動植物をヨーロッパに紹介した、長崎出島のオランダ商館の医官シーボルトが、帰国後、日本滞在中の妻「おたきさん」を偲んでつけた名前と言われています。

あじさいは、日本特有の花木です。諸外国にその野生種はなく、西洋あじさいといわれるものは、江戸後期に、上記のシーボルトなどによって欧州へ送られたものが、改良されたものです。

建造物

本堂(奈良県指定文化財)

境内には春日神社本殿(重要文化財)もある。

文化財

重要文化財

木造地蔵菩薩立像−矢田寺本尊。

木造十一面観音立像

木造阿弥陀如来坐像

木造試地蔵菩薩立像

木造閻魔王倚像(奈良国立博物館寄託)

木造司録坐像(奈良国立博物館寄託)

木造虚空蔵菩薩坐像(矢田寺北僧坊所蔵、奈良国立博物館寄託)

木造毘沙門天立像(矢田寺南僧坊所蔵)

絹本著色矢田地蔵縁起

奈良県指定文化財

木造二天王立像(頭部新造)2体

梵鐘

パンフレット

    

近鉄郡山駅からバスで矢田に来て、坂を上る。

     

寺内に入ると石段を上る。

             

大門坊

          

参道を進む。

                

春日神社(重要文化財)

    

本堂に向かう。

       

本堂(県指定文化財)

        

本堂周囲のあじさい

                       

あじさい庭園

                                     

あじさい見本園

                                          

帰途

              

参考資料

矢田寺大門坊HP

ウィキペディア 矢田寺


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