奈良県大和高田市 築山古墳
(Tsukiyama Tumulus, Yamatotakada City, Nara Pref.)
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July 11, 2021 野崎順次 source movie
奈良県大和高田市築山字城山
宮内庁が磐園(いわぞの)陵墓参考地として管理しているため、一般市民は立入ることは出来ない。墳丘長は210mあり、後円部径は120m、前方部幅は105mである。情報は少ないが、採集された埴輪片から、4世紀後半の築造が考えられている。
(中略)
周濠に掛かる外堤は後円部北方にあり、また、北方の周濠は外側から埋め立てられて細く変形しており、本来の周濠は南北対称であったと思われる。墳丘の後円部と前方部の接合部である南側だけに、外観から造り出しの存在が確認できる。
蒲生君平の山陵志では、南にある全長75mの前方後円墳である狐井塚古墳(現 陵西(おかにし)陵墓参考地)と共に、武烈天皇陵と顕宗天皇陵に比定されている。古地図には、共に片岡石杯岡(かたおかのいわつきのおか)の北陵・南陵として記されてもおり、付近の地名である磐園(いわぞの)や、磐築橋(いわつきばし:東方の高田川にかかる橋)の名のいわれと思われる。また、江戸時代には墳丘上に、埴輪が散乱し、大穴があったことが知られており、既に盗掘されていると考えられる
(中略)
また、築山古墳の周堤帯とコンピラ山古墳の間に数mの段差があり、それが、南に築山古墳を囲む形で延びており、一部は栂池という名の池となっている。これは、築山古墳の2重濠の痕跡と推定されている。
(ウィキペディア「築山古墳(大和高田市)」より)
ほぼ東西軸で、東に前方部、西に後円部である。近鉄築山駅から徒歩10分弱で、前方部の周濠北側に着く。ここから後円部に向かって進み、周濠沿いに左回りに見ていく。
航空写真、地図など
北側の周濠は狭い。そこにカメがたくさんいて、人の気配によって来る。保護すべき在来種、ニホンイシガメのようだ。
拝所のあたりから後円部である。
南側は家と柵の間に細い道が続く。
何と、墳丘の左に二上山が見える。
くびれ部の南側を通過中。樹々が生い茂り、造り出しはよく分からない。
ここらにもカメ、カメ、カメ。
周濠が広くなり、やっと全景が撮れるようになってきた。手前が前方部、奥が後円部。その間に造り出しらしき輪郭が感じられるような。
目の前の杭にトンボがとまった。あいにく、広角系ズームレンズを使用中で精密アップできない。
築山古墳の東に、全国的にも最大級の円墳、直径95mのコンピラ山古墳がある。これはその一部の写真。
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