奈良県吉野町 竹林院
Chikurinin,Yoshino town,Nara
Category |
Rating
|
Comment
|
General
|
|
|
Nature
|
|
|
Water | ||
Flower |
|
|
Culture |
|
|
Facility | ||
Food |
|
竹林院
奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2142
聖徳太子の創建と伝わる寺院で、格調高い宿坊としても有名。護摩堂に安置されている聖徳太子坐像は南北朝時代の作です。庭園の群芳園は千利休が作庭し、細川幽斎が改修したといわれ、 大和三庭園のひとつにもなっています。
(吉野山観光協会ウェブサイトより)
山門から入る。竹林院の額のある玄関の横に中門があり、庭園観覧料(大人400円)を払うことになっているが、係の人がいないので、箱の中に自主的に入れる。
その奥に護摩堂と宿坊の建物があり、その間を進むと、庭園である。
竹林院群芳園 桃山時代 池泉鑑賞式
さて本庭は全面積三百二十坪の大きさをもっていて、回遊式の池庭であり、前方に山畔崖地を利用し、これに刈込植栽など多数に用いられている。そして池庭には鶴亀両島を配し、東南部には出島を設け、その南に滝の石組を作って水を流し、さらにその南西に近くまた出島を設け、その出島を中心して、向かって右に鶴島、左に亀島を配し、いかにも全体の池庭様式が、文禄年中を前後する様式であることが理解され、前述の幽斎頃の作庭であろうことが考えられる。
石組の中では、対岸の蓬莱石の手法がよくこの時代を語り、鶴島の石組も修理があるが、よくこの時代の手法を見せ、池中六個の岩島と、東南の一島は水分石を兼ね、鶴島の北の一石は長石と小石を配し、亀島近くの岩島は三尊手法を見せ、亀島と三尊石と水分石で五、鶴島と長石で三、これで七五石的配石となっている。
全体的に荒廃したり、修理された部分も多いが、それでもよく桃山初期の作庭を語り、かつまた景観的にも傑出していて、吉野地方を代表する名園であることはいうまでもない。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」竹林院庭園より)
池は東北から西南にやや細長い。北西岸沿いに見ていく。三尊手法の3つの岩島があり、その横に亀島がある。ウミガメにそっくりである。
長石と小石、そして鶴島
西から全景を見る。最後は西南の横三尊石組。
山畔側から見る。
池の東南部の滝と流れの石組
滝から見た全景
Edited Movie Download YouTube Apr.2010
B camera
Apr.2006 瀧山幸伸 source movie
竹林院
Chikurin in
All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中