Monthly Web Magazine (Aug.1, 2009)
■■■ 『新潟県の郷土玩具』 高橋久美子
私は近代建築ウォッチャーですが、コレクターでもあります。
若い頃の旅行は、郷土玩具を収集するための旅だったといっても、決して過言ではありません。
それで、ウェブマガジンのコラムとして、これから時々、郷土玩具の蘊蓄を少々述べさせていただこうかなと思います。
まずは、今年の4月に訪問した新潟県の郷土玩具です。
三条六角巻凧
六角形は珍しいですし、足はつけずにこのまま揚げるのだとか。
和紙を継いでいって、2枚張りから100枚張りまであるそうです。
私が買ったのは3枚張りです。
骨は3本、カタカナの「キ」の字型に張られていて、
中心の一本を外してクルクルと巻いて持ち運びは便利、だから巻凧。
この絵は「鍾馗(しょうき)」です。
出雲崎の道の駅で、ちょうど実演販売をしていました。
凧職人の小林祥二さんが、鍾馗は魔除けになるからと盛んに勧めるので購入しました。
左側にサインを入れてくれました。
三角だるま(水原)
新潟県の水原は、白鳥の飛来する瓢湖のあるところだそうです。
今回は、冬ではないので、行ってません。
この顔が、郷土玩具にしてはキュートでしょう?昔からこの顔のようです。
170年以上前から作られているそうです。
素材は、手に持った重みからして、張り子ではなさそうですが、もっと大きい物は違うかもしれません。
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