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Monthly Web Magazine (Sep.1, 2009)

■■■ 「夏のある瞬間の興奮とナガ〜イお付き合いの始まり」 中山辰夫

5月中旬にカブトムシの幼虫を5匹もらいました。

シルバ−センターのおじさんから教わった通りケースにセットし、風通しのいい、静かな場所におきました。

覗き見する度に変化のないのが心配でした。

6月20日過ぎ、サナギへのチェンジが見られ嬉しくなりました。

何匹成虫に育ってくれるかヒヤヒヤでした。

7月10日頃、3匹の成虫発見。

でも、マットの中へすぐにもぐり込みなかなか姿を現しません。

やっとのことで、オス・メス2匹計4匹の成虫がゲットできました。

大成功です。大喜びしました。

次は7月20日のカブトムシ大会への出場です。

50人ほどの好敵手?が集まりました。

競技は①100cm競走 ②木のぼり競争 ③綱わたり競争 ④木のぼり相撲競争です。

各ゲームとも秒タイムで争います。

たっぷりゼリーの餌を与えてきたオスが選手です。

自分達が育てたカブトムシを応援する声援で会場が沸騰しました。

でも・・・残念ながら今回は優勝に届きませんでした。

成虫の寿命は長くて約1ケ月です。

戦い終わったカブトムシは残り僅かな生命を惜しむように、暗くなるとケースの中で大暴れしています。

我が家のカブトムシは淘汰?されて、オス1匹、メス2匹となり、夜中元気に動き回っております。

・・でも、まもなく動きが止まるでしょう。

そして、ケースの中には卵だけが残ります。

カブトムシは「1年1化」の昆虫。

1年間という時間の流れの中で一生を過ごします。

8月頃の産卵から一生が始まります。

生まれた小さな卵が何か月もかかって大きく育つことになります。

孫から“来年は優勝だ!”の宿題を与えられました。

カブトムシの成育にハラハラしながら一年間を過ごすことになります。

 

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Japan Geographic Web Magazine

編集統括 瀧山幸伸

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