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Monthly Web Magazine (Oct.1, 2009)

■■■ 「秋の果実—“ザクロ”頑張ってま〜す」 中山辰夫

昨年末に場所替えしたザクロ。

6月末に花が咲き沢山の実をつけました。

雨の日には枝がたわわになって折れないかと心配します。

10年ほど前、世間を騒がせた大ブーム以降関心が一気に下がりました。

そのためか最近は見かけることも少なくなりました。

ザクロの歴史は古くペルシャ(イラン)原産で、シリア〜エジプト〜ギリシャ〜アメリカと伝わったようです。

日本には平安時代にシルクロード経由で中国から伝来したとされています。

往古では貴重な果実だったようです。

日本では庭木ですが、アメリカ、イタリア、スペイン、インド、中国などでは果樹として栽培されています。甘さ、酸味の違いです。

ザクロは漢字で書くと「石榴」又は「柘榴」と書きます。

中国では形がコブに似ていることから「安石瘤」それが略して「石瘤」となり「石榴」となったようです。

でも日常においてこの字に触れることはめったにありませんでした。

ルネッサンスの巨匠ボッティチエリの[ざくろの聖母]にはイエスの左手にしっかりと握られたザクロの実が描かれています。

歴史のあるザクロには、「スペインの町グラナダのグラナダはザクロの意味」、「鬼子母神伝説 きしもじん」「紅一点」、「吉祥果」、「聖書」、などをはじめ、種々のザクロにまつわるお話があるようです。

今回はじめて知りました。ここでは省略します。

奈良二月堂近くの鬼子母神のお堂の前に立ちはだかっている大きなザクロの木はよく知られています。

我が家のザクロは大きさからは日本産でなくアメリカ産のようです。

とすれば、甘みが強く酸味が少ないので・・・・楽しみです。

不恰好ですが、頑丈な外皮とその内部に沢山のルビーを作るため、ここ数ヶ月頑張っている様子が手に取るようにわかります。

ザクロについても、私だけが知らなかった事かもしれませんが・・・身近なものを見直すだけで大発見?があると気づきました。

通りすがりの人がこのザクロを写真に撮ってA4に拡大して届けて下さいました。

ピントが正確にあった拡大写真でした。

私も「ボケ写真—さようなら」と言えるように頑張らねばと思っております。

8月14日

8月25日

9月15日

9月27日

「ざくろの聖母」

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