Monthly Web Magazine (Nov.1, 2009)
■■■ 「金沢の郷土玩具」 高橋久美子
「八幡起上がり」
いわゆる姫だるまです。
朱色の地に、松竹梅の文様がキレイですね。
顔もかわいい!これは一番小さい手乗りサイズ。
「米喰い鼠」
竹のバネを利用しています。
バネをつまんで動かすと、頭としっぽが動いて米を食べる動作をします。
天保の飢饉(1834)の頃、お米を食べたい願いをネズミに託したとも・・・
なんだか切ない由来もあるようです。
「もちつき兎」
「米喰いねずみ」とともにお祭りや正月の縁起物として売られていたそうです。
下の糸を引くとうさぎが餅をつく動作をします。素朴な、からくり人形になっています。
加賀百万石の13代前田斎泰の天保初年、大飢饉などで経済的不況の折、足軽が手内職として作ったのが始まりとのこと。
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