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Monthly Web Magazine (Nov.1, 2009)

■■■ 「古道探訪」 瀧山幸伸

10月は古道探訪がてら紅葉見物を行った。 古道にはドラマがあり、その土地の歴史と文化を知ると単なる紅葉が何倍も面白くなる。

「越後と信濃を結ぶ 塩の道 松本街道」

塩の道といえば、松本街道が最も有名で、史跡に指定されている。

信州小谷の松本街道沿いに牛方宿が佇む。今ではなんとものどかな風景だが、当時の荷役の重労働がしのばれる。

新潟の糸魚川海岸から越後信濃の県境まで新潟県側の松本街道を辿ってみた。茅葺が残る廃村寸前の村、行き倒れた馬を供養する馬頭観音など、当時の情景が今も各所に残っている。

「越後と会津を結ぶ八十里越街道

越後の三条から会津の只見に越える峠道で、近くにニホンカモシカ生息地もあるが、残念ながら今回は遭遇できなかった。サルの陽気な集団には遭遇したが。それほど急峻で長い峠道であり、幕末に河井 継之助が越えた道として司馬遼太郎がとりあげていることでも有名だ。

吉ガ平集落は集団離村して久しいが、その奥には神秘的な雨生が池と祠がある。

「村山と庄内を結ぶ山岳宗教の六十里越街道と多層民家の田麦俣

出羽三山参詣の道でもあった六十里越街道、鶴岡側の秘境田麦俣。

ここを訪れた岡本太郎が感動のうちにシャッターを押した写真がこれ。心がわしづかみにされてしまった。

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