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Monthly Web Magazine (May 2010)

■■■ 九州チャンポン食べてテレビ出演? 野崎順次

会社での私の昼休みは原則的に午後1時から2時まで。

12時から1時は皆が昼休みなので、電話番として残るためである。その方が店もすいているし。

ところが、4月中頃、午後1時に訪問客があるので、その日は早めに昼食をとるため、、11時過ぎにぶらぶらと地下街へ行った。

いつもは行列ができている九州チャンポンの店「どんたく」が入口から数席あいていたので、入ることにした。

そのカウンターの入り口近くに座ろうとすると、「すみませんが奥に詰めてください、テレビの取材があるもんで。」という。

「へー」と思いながら、出てきたチャンポンを食べていると、タレント数人、カメラマン、ライト係がどやどやと入ってきた。

私の隣に付け睫毛がバサバサと揺れる女性が座った。

例の大食いタレント、ギャル曽根だった。 疲れているのか、顔を伏せている。

残りのタレント2人が座り、その後にジャージ姿の若手二人と白い上着を着た栄養評論家のオバサマが立つ布陣である。

ディレクターの「始めましょうか」を合図にライトが点灯し、ギャル曽根が笑顔になり、チャンポン職人がモヤシ、キャベツ満載の九州チャンポンを1杯だけカウンターに置いた。

口々に「野菜満載やね」とか「ボリュームあるなあ」とか云って、ギャル曽根が麺を少し食べ、もう一人がスープを少しすすった(と記憶している)。

栄養評論家は「野菜が多いとはいえ、量が量ですから、かなりカロリーが高いので注意が必要です。」と嫌なことを云う。

彼らは未熟な(と思われる)ジョークと中途半端な(と思われる)ツッコミを披露してから、次の取材店に出て行った。

その直後、マネージャーらしき若い女性が現れ、「有難うございました。750円ですね。」と硬貨で細かく払っていた。ひょっとしたら、女性アナウンサー(吉竹史)だったかもしれない。

先週の木曜日(5月6日)に会社の近くを歩いていると、顔見知りのかばん屋のにーちゃんが、「どんたくでチャンポン食べてたの、火曜日(5月4日)のテレビで見ましたよ。真夜中の番組でした。」と教えてくれた。

その後、調べてみると、(大阪では)それほどマイナーな番組ではなさそうである。

毎日放送(MBS)製作の「よゐこ部(よいこぶ)」というバラエティー番組で、お笑いコンビ、濱口と有野の「よゐこ」の冠番組だそうだ。

関西ではMBSで毎週火曜23:50〜24:50、関東ではTBSで毎週木曜24:55〜25:25に放映されている。

当日の面々は、よゐこ、ギャル曽根に加えて、吉竹史(毎日放送アナウンサー)、博多華丸・大吉だった。

栄養評論家のオバサマの名前は分からない。

私は一般客の中ではカメラに一番近く、ギャル曽根のすぐ隣だったので、番組中ずっと映っていたそうだ。恥ずかしい。

本日は朝の10時半に「どんたく」にいきました。

ガラガラでした。朝飯抜きの空虚なおなかは準備万全。

スープに野菜のエッセンスが溶け出て、硬めの中細麺と絡み合い、キャベツとモヤシのシャキシャキ感とあいまって、実に味わい深いチャンポンでした。いつもと変わらず。

どんたくデータ

〒530-0001 大阪市北区梅田1−2−2 大阪駅前第2ビルB2

電話 06—6344−2736

昼はチャンポンとおにぎりのみ、夜は九州系居酒屋

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