Monthly Web Magazine (July 2010)
■■■トンボの世界もなかなか 田中康平
5月、6月とフィールドを歩いているとトンボが目に付きます。あちこちで羽化しているようです。
5月10日過ぎに日光 滝の尾神社横の滝の下流でキラキラとした羽根のトンボが多数草に止まっていました。
どうやらクロサナエが羽化したばかりのようだ、と詳しい人が教えてくれました。
同じように見えたトンボも次第にわかるようになってきます。6月中旬の足尾 細尾峠ではニホンカワトンボ
やヒメクロサナエらしいトンボ
に出会ったり、宇都宮の自宅の庭には青がきれいなホソミオツネントンボ
がそっと出てきたりします。
近くの鶴田沼に出かけると 世界最小のトンボといわれるハッチョウトンボが真っ赤な姿を見せ
傍らにはいかにもトンボらしいコオニヤンマもどうだとばかりに現れて、
トンボの世界もなかなか、と思わせてくれます。
■■■ 「野鳥の声 日光霧降高原」 田中康平
標高1400m程度の霧降高原では6月の早朝は雲海を眺めながらの野鳥の声が素晴らしく、この日もオオルリ、ホトトギスなどが楽しめました。
5時半をすぎるとエゾハルゼミの声が湧き上がるように山を覆い、野鳥の声は聞き取れなくなってしまいます。 続き
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