Monthly Web Magazine (Aug. 2010)
■■■近所の猫 川村由幸
まだ、一人前とは言えない、テーンエイジャーぐらいの猫です。
カメラを向けると、こっちを凝視してくれます。
顔の小さなスマートな猫。私とは顔馴染みの猫です。
人の声や足音には敏感に反応しますが、カメラのシャッター音では逃走しません。
休んでいるのは、我が家の物置。すぐ側に隣家の物置もあるのですが、我が家の物置の上がどうもこの猫の憩いの場所らしいのです。理由はわかりません。
この日も午後から太陽が顔を出し、気温はうなぎ上り30℃を超えました。
プラスチックの物置の屋根が居心地の良い場所とは思えないのですが。
でも、警戒感もなくリラックスしているのがよく伝わってきます。
また、カメラを構えている私をきちんと意識しているのもわかります。
かわいいですね。
飼い猫だろうと想像していますが、これからも我が家の庭を通り道にして、時々は顔を合わせ続けたいと思っています。
餌を与え、仲良しになる手だてもありますが、警戒感を全く失ってしまう関係もつまらない気がしています。もうしばらく今のままの関係を楽しみたいと思います。
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