MONTHLY WEB MAGAZINE July.2011

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■ 古墳時代の「琴」発見!【展示:栗東歴史民浴博物館】 中山辰夫

自宅から1km強離れた店舗建設予定地から見つかりました。古墳時代初期「3世紀」のものと推定出来るようです。

長さ158cmで全国的にも最大級のもの。栗東市では市内の他の遺跡からも琴が出土しています。

今回の発見場所・下鈎(しもまがり)遺跡からは、以前にも大型掘立柱建物の遺構や青銅製品関係の遺物が数多く出土しており、重要な遺跡とされています。

今回発見の「琴」は「大和琴」のはしりで、祭祀に使われていたのでしょう。どのような音色がでたのか・・・。

全国で遺跡調査が盛んです。新しい発見が、史実を明らかにします。身近で起こると夢がワクワクと膨らみます。

現場と資料

出土の琴

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追記

6月初めに、大津市にある関蝉丸神社上社を訪問しました。この神社は琵琶の蝉丸を合祀っており、音曲芸道の祖神として有名です。この神社の社宝に、和琴があります。文政9年(1826)京都の公卿が、禁裏から拝領した琴を寄進したもので、大和琴、六弦琴です。栗東でも発見された琴の流れが続いていることを知りました。

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