MONTHLY WEB MAGAZINE July.2011
■ 梅雨の時期の日光中禅寺湖南岸を歩く 田中康平
中禅寺湖南岸の立木観音からイタリア大使館別荘祈念公園を通って八丁出島付近まで歩くコースはこの時期緑が多く鳥も多い気持ちのいい散歩道です。
オオルリの声やカジカガエルの声が心地よく響き、道端には今が季節のクリンソウが派手な花を開かせ不思議なムシコブも見かけます。
見上げるとキビタキの姿や、ヒトツバカエデのはながあったり木の花も地味ですが楽しめます。
イタリア大使館別荘は県が譲渡を受け国立公園内の建造物故一旦更地にしてから元の材料を出来るだけ使って忠実に復元したと説明してくれました。
そんなやっかいなと感じますが、そのものではなくともこうやって時代の雰囲気が残っていくだけでも充分な気がします。
帝国ホテルの建築でライトを助けたアントニン・レーモンドの設計により1928年に造られたものです。
来るたびに少しずつ新たに感じるところがあります。
緑の季節の気持ちのいい散策でした。
サウンド
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