MONTHLY WEB MAGAZINE Jan. 2013
大晦日、おせち料理を作りに家内が実家に帰っていたので、早朝、京都御苑内の神社に行き、巳年ゆかりの絵馬を撮影しました。
厳島神社
平清盛が福原に勧請した厳島神社を、還都の際京に移したのが起源で、現在は京都御苑内の九条池の畔に鎮座しています。
厳島神社は宗像三女神で、そのうち市杵島姫命は神仏習合で弁財天が本地とされたので、この神社にも弁財天の絵馬がかかっています。
弁財天の使いは白蛇です。
もう一つの神社、白雲神社に向かいます。
御苑内の砂利には自転車の轍の跡ができており、俗に「御所の細道」と呼ばれています。
自転車はこの細道を通っていきます。
行き違いの際には双方が左側によけるのがルールです。
白雲神社は、元西園寺家で弁財天を祀っていた妙音堂が起源で、やはり祭神は市杵島姫命、弁財天です。
絵馬は弁財天、その琵琶、使いの白蛇などです。
元日は、地元の神社に初詣に行った後、賀茂別雷神社(上賀茂神社)に行きました。
賀茂別雷神社の社殿は殆どが重要文化財(本殿、権殿は国宝)ですが、位置関係が判別しにくいので、およその位置を記しておきます。
一の鳥居から二の鳥居に向かいます。
神馬舎の注意書き「神馬に話しかけないでください」が気になります。
二の鳥居内は正月仕様でした。
拝殿(細殿)はまた本殿付近の工事のために結婚式場使用になっていました。
正面に巳年の板絵が飾ってありました。
絵馬も巳年のものです。
手水を使って、楼門から本殿前に行きます。
初詣期間の1月6日までは、四脚中門を通って祝詞舎前まで進み、間近から本殿に参拝できます。
ただし、祝詞舎から本殿、権殿に向けて写真を撮るのは禁止されています。
また、同じ方向にある透廊、渡廊、末社杉尾社本殿等も当然撮影できません。
参拝後、新宮神社の方に抜けて帰ります。
本殿より東の諸社殿
祝詞舎(重要文化財)東面の唐破風屋根が撮影できました。
本殿、権殿(国宝)の屋根、手前の短い屋根が本殿東渡廊取合廊(重要文化財)です。
末社土師尾社本殿(重要文化財回廊(東)の附指定)
東渡廊(重要文化財)では巫女さんがお守りや破魔矢などを売っています。
その奥の摂社若宮神社本殿(重要文化財)は修理中で覆い屋根の下でした。
唐門から東御供所、新宮神社本殿および拝殿(いずれも重要文化財)
回廊(東)、楼門、玉橋(いずれも重要文化財)
思いもかけず、新年早々普段撮影できない建造物を撮影することができました。
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