Monthly Web Magazine Feb. 2014
最近の身近な動きの一つです。
滋賀県立安土城考古博物館では、2013年夏季特別典「華麗なる漁と美味なる食」に関連し、琵琶湖の魚料理の魅力を発信するため、パンフレットに掲載された料理から、「美味しそう」「美味かった」「食べてみたい」料理を八種類選んでハガキで人気投票を受け付けたところ、3350人からの応募があったようです。
集計結果は、「うな丼」「アユの塩焼き」に関心が高く、「シジミの味噌汁」と続き、「コアユのてんぷら」「シジミ御飯」「ふなずし」となり、「エビ豆」「コイの造り」「うな重」
となり、「ビワマスの握り」までが上位10位でした。県内・外の男女別、年齢別、料理法別に分析されました。全体としては馴染みの薄さがクローズアップされました。
琵琶湖八珍投票結果
アンケート結果を参考に、琵琶湖の固有種など代表的な湖魚を郷土料理の食材として①ビワマス ②ハス ③コアユ ④ニゴロブナ ⑤ホンモロコ ⑥ウロリ(ビワヨシノボリ) ⑦スジエビ ⑧イサザ8種類が選定されました。
選定された8種の魚(ウイキペデイア及び琵琶湖博物館HPより引用)
選定された食材を実際に味わうツア—が計五回計画され、酒蔵や水郷、離島や船上フォーラムなど趣向を凝らし、観光資源に食の活用を図る目的で開催される。
ツアーでは、専門員より魚の生態や漁法、料理法の解説を受けた後、料亭やホテルで実際に料理を食します。
第一回目は、「寒中の琵琶湖八珍を味わう」企画で、「老舗・藤居本家」の酒造蔵を廻りました。ここでは新酒の試飲を楽しみました。また、国登録文化財である建屋などの雪景色も鑑賞できました。
料理は「竹平楼」
ここも老舗で、明治天皇の御座所や大広間は国登録文化財です。
ここの雪景色も滅多に見られません
今日のお料理は、八珍の2品種、イサザ、ホンモロコの料理でした。竹平楼自慢の料理は「鯉のあめ煮」で、さすがの味でした。
お料理と蔵元からの差入れ
新聞の関連記事(朝日新聞 2014−01−04)
昨年末から魚を使った料理を戴く機会が多く、楽しい面ばかりでワクワクしております。
琵琶湖の魚を食べることが琵琶湖の環境保全にもつながり、1400万人が頼る琵琶湖の水が維持され、継承されることにもつながると合点しております。
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