Monthly Web Magazine October 2014
大型の台風18号が関東を直撃した後に立山黒部アルペンルートにでかけてきました。
信州側の扇沢から入り、室堂まで往復のコースです。ここの移動はとにかく面倒です。
扇沢から室堂までも下の時刻表のごとくトロリーバス⇒徒歩⇒ケーブルカー⇒ローブウェイ⇒トロリーバスと、乗り物だけで四回の乗換が必要となります。
紅葉のシーズンでなかなかの人出で、乗り物は満員、さすがに週日でしたから乗れずに次を待つということはありませんでしたが、観光客の多さにも驚きました。
紅葉の具合は扇沢駅付近はやっと色づき始めたというところでしょうか。
黒部ダムは観光放水の実施期間で、標高が扇沢駅とあまり変わらないのに随分と紅葉が進んでいました。
ここでは観光放水をより良いロケーションから見ようと階段のUPDOWNを繰り返し、激しく体力を消耗してしまいました。
年甲斐のないここでの体力消耗が後の行程を辛いものにしたようです。
黒部ダムから黒部平まではケーブルカーと言ってもトンネル内を走行するため、見るべきものはなく狭い椅子に座って五分間ひたすら我慢。
黒部平から大観峰までのロープウェイがこのコースの絶景と言えるのでしょう。
ロープウェイから下を見ると、左手に鹿島槍、眼下に黒部湖が望め、それに紅葉が加わりますから、確かに美しいの一言のみです。
大観峰には整った展望台があり、そこからも同様に絶景を眺めることができます。
黒部平から大観峰の間は紅葉の真っ盛りですが、ここの紅葉は赤が少ないのです。全体に黄色でちょっぴり華やかさにかけます。
ここで標高2300m、少し肌寒く感じてきました。黒部ダムでのUPDOWNの汗が冷えてきて上着をはおりました。
最後のトロリーバスは山腹を貫通するように富山県側の室堂に。大観峰と標高は変わらないのに、前の日に降雪があり、草紅葉は終わっていたものの素晴らしい景色が望めました。
ここ室堂はいくつも散策コースを準備しているのですが、ここで黒部ダムでの無理が祟り、リックにトレッキングシューズといういでたちも全く役に立たず、ちょっぴり歩いてお茶を濁し、ホテルでランチを済ませて帰路につきました。
降りるのの早いことと言ったら、増発のロープウェイやトロリーバスに恵まれ1時間あまりで扇沢駅に到着。
ペース配分をミスした立山黒部アルペンルート行でしたが、美しい景色は十分に堪能しました。