Monthly Web Magazine Jan. 2015
2013年の年末に右足の小さな骨を骨折、一月は通勤も痛みとの戦いでした。
その上、母の介護が重なり三月までカメラを持った外出は全くできない状況が続きました。
そんな事情から、2014年のJapan Geographicへの投稿量が少なくなってしまったと考えております。
投稿させていただいた中で、強い印象の残っている内容を振り返ってみます。
先ず、利根川・霞ヶ浦水系近くの古民家です。
かすみがうら市旧福田家住宅 つくば市間宮林蔵旧宅 小美玉市民家園
重要文化財の指定はありませんが、被写体としても十分な魅力のあるものだと考えます。
自宅の近隣にこんなにたくさんの古民家のあることを承知しておりませんでした。
次は、出かけようと考えていて中々でかけられかなった栃木県茂木町の花の山です。
ここ花の山は4〜5月の二か月だけ入場できます。普段は植物を育成している植木屋の畑地のようです。
特に見物人を意識した手入れもされていませんが、色とりどり咲き乱れる花々はそれだけで人を癒してくれました。
2014年も桜を追いかけました。このところ毎年訪れている福島県以外山形置賜にも花見にでかけました。
昨年、心に残った桜は下の三本の大桜です。
田村市大聖寺しだれ桜 田村市仲森のしだれ桜 三春町芹ヶ沢桜
孤高の大桜の誇りというか威厳を感じるさくらでした。今年も福島へ観桜に出かけるつもりです。
新たな桜に出会えるのを今から楽しみにしています。
建造物では私のなかで、松本城がダントツの存在感を示しています。
国宝の城は、この松本城を含めて姫路・彦根・犬山の四城のみです。
松本城は堀に浮かんでいるようなロケーションにも恵まれ、その完璧な美しさは松本市民の誇りでしょう。
自然の風景では、立山黒部アルペンルートの景色です。
紅葉も初雪の山もともかく美しいの一言でした。室堂のみくりが池と初雪の山々の景色は絶景でした。
A4で印刷した画像が今、我家の玄関を飾っています。
最後に昨年嬉しかったのが、茨城県真壁の復活の槌音です。
東日本大震災で壊れた重伝建の建造物がいつまでもそのままでした。撮影に出かけるたびに痛かった心が痛くなくなりそうです。
歴史のあるものを残すことは、新しく作り出すことよりも遥かに労力と努力が必要です。
一日でも早い真壁の復活を祈り、楽しみにしています。
さて、2015年は何が撮影できるのでしょう。
2014年より多くの文化財や自然に触れ、シャッターを押す回数を増やしたいと考えて新年を迎えました。
長時間の車の運転ができるのも残りわずか、可能なかぎり日本中を飛び回りましょう。