Monthly Web Magazine Jan. 2015
■■■■■ 雪に始まり… 大野木康夫
京都(山科ということで、京都ではないとおっしゃる方も多いとは思いますが…)の今年の正月は、何年振りかで雪の正月となりました。
そんな中で私が過ごした10日ほどを振り返ってみました。
元旦の朝はきわめておだやかで、いつものとおり雑煮を祝い、おせちをいただきました。
昼ごろから天気が変わり、初詣は雪の中となりました。
ついでに毘沙門堂の初寅(寅の日は二日でしたが元日からやっています。)に行っても、雪は降りやまず、強く降っていました。
夕方になっても雪はやまず、近所は一面の雪景色となりました。
翌二日、童謡「雪」の犬が庭を駆け回っているように、雪景色を見るとどうしても撮影したくなり、早朝のみの約束で雪景色の撮影に行きました。
東寺の五重塔
西本願寺
帰ってから家の周りの雪をどけておいたのですが、その夜も雪が降り、三日の朝はまた一面の雪景色となりました。
家で少しゆっくりしてから、また懲りもせず撮影に行きました。出発が遅かったのと、気温が高くなったため、雪はどんどん溶けていき、電車の中では気が気ではありません。
平等院に到着すると、なんとか雪は残っていました。
萬福寺は雪景色というより、中国風の正月風景が印象に残りました。
醍醐寺では大分雪が溶けてきました。
家に帰ってから、市内の積雪が22センチとなったことがわかりました。
比較的南郊を回っていたので、そんなに積もっていた実感はありません。
雪の中を歩き回ったのに加え、家の周りの雪をどけたので、少し疲れた正月となりました。
5日からは仕事も始まり、例年よりも少し忙しかったため、年末から新年にかけて撮影した写真1,000枚以上の現像をするのがやっとで、投稿に向けた整理がなかなかできませんでした。
10日は、山竹講といって、山科の竹鼻地区を、本山聖護院の山伏さんが寒中托鉢に回られます。
我が家にも毎年来ていただいています。
御祈祷料をお渡しすると、竈の神様「三宝荒神さん」の御札をいただくので、台所にお祀りします。
新年の行事として残るのは、伊勢から太神楽が回ってこられるぐらいですが、平日に来られる予定で撮影できません。
この連休中には、雪景色の写真に加え、年末に撮影した西播や上京の文化財の写真を投稿したいと思います。