Monthly Web Magazine Nov. 2015
千葉県香取市の重伝建、佐原の街並みを4Kと普通の動画、両方で撮影してみました。
カメラは4KがLUMIX G7+LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH、普通はCANON 5DMkⅡ+EF24-105mm F4L IS USMです。
カメラ二台と三脚を抱えて歩き回りましたが、交換レンズは持たずG7が軽量なことからたいした負担ではありませんでした。
それでは比較してみましょう。
どうでしょう。建物の格子窓が4Kのほうがクリアーに見えませんか。
普通の動画は車が多くて見ずらいでしょうか。
撮影は三脚の位置は移動せず、カメラを三脚に乗せ換えて行いました。
②の動画では手前の柳の質感、建物の輪郭線が4Kはシャープでとても気持ち良く感じます。
③では、4Kは川を通り抜けてゆく風が起こすさざ波までがきれいに撮影されています。
④、⑤の動画でも普通の動画はピントが甘いのではと感じるほどです。4K動画の美しさが際立ちます。
今後、動画を残してゆくならやはり4Kでと改めて思いました。映像技術の進歩に驚くばかりです。
ところが、静止画になるとこれが逆転します。CANON 5DMkⅡ+EF24-105mm F4L IS USMのほうが断然高画質なのです。フルサイズセンサーとマイクロフォサーズの差がモロに出てしまうのでしょう。
当然、フルサイズセンサーで4K動画をと考えますが現在の技術ではハード面の記録スピードがついてきていないようで、フルサイズの場合画素数を大幅に落として4Kに対応しているのが普通です。
静止画はCANON 5DMkⅡ以上で動画性能もLUMIX G7の4K以上というカメラが多く出てくると嬉しいのですが。
現状ではスペックでこれを満たしているのはSONYのa7R IIのみでしょうか。
CANONはどう動くのでしょう。