Monthly Web Magazine Dec. 2015
カメラを持って都心のあちこちをぶらっと散歩。
ウェブマガジンのネタに詰まったときの格好のテーマになりそうです。
そんなわけで今回は仕事場の隣、東京タワー界隈を散歩してみました。
東日本大震災の後、しばらく先端が曲がっていた東京タワーも今は完全に修復され真っ直ぐに青空に突き刺さっています。
東京タワーはいくらか高台に建てられており、ここから増上寺へは坂を下って行く感じになります。
増上寺には正面の三解脱門からでなく、本殿の横から境内に入ります。
本殿を右にみて進むと徳川将軍家墓所の緑青のふきだした威厳のある門があります。
今は特別拝観を実施しているようます。
この墓所の手前奥に風車と一緒に 地蔵尊が無数に並んでます。水子供養でしょうか。
数の多さにいささか圧倒されてしまいますね。
増上寺で、本殿と東京タワーのツーショットは押さえなければいけない定番です。
重要文化財の三解脱門をくぐり、日比谷通りをこえるとレンガ造りのおしゃれなビルが目に入ります。
クレッセントというフレンチのお店、私には敷居が高そうですが。
三解脱門を出て、右に行きます。
まず、目に付くのが黒門、あっちこっち移築された由緒ある門です。その先に進むと旧台徳院霊廟惣門があります。これも重要文化財で徳川二代秀忠の廟の門です。
残念ながら、第二次大戦 1945年5月の東京大空襲でほとんどの建造物が焼け、この門だけが残ったようです。
実は、三解脱門を出て反対の左に行くと地下鉄御成門駅手前に有章院霊廟二天門があります。
徳川七代家継の廟の門で重要文化財、これも大半の建造物が東京大空襲で焼失しています。
今の修繕工事中でネットに覆われ、見学が難しい状況です。
東京は戦争で多くの文化財を失っています。悲しい出来事です。
さぁ、元の道を戻って仕事場に帰りましょう。
雰囲気の良い、塀に沿って三解脱門へ、火頭窓・火灯窓・花頭窓といろいろな呼び名があるようですが三解脱門の両袖にあるカトウマドです。なぜ古い建造物の造形はこんなにも美しいのでしょう。
また、三解脱門をくぐり、増上寺の境内をぬけます。
そして、東京タワーに向かって坂を登って今回の東京散歩はお終いです。
次にネタに詰まった時は、どこを散歩しましょうか?
読者の皆様の中にリクエストがございましたら、お知らせください。お待ちしております。