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Monthly Web Magazine June 2016

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■■■■■ 知床・釧路を駆け足で 川村由幸


先週末、昔の仲間と北海道に小旅行をしました。
知床から釧路まで二日間で駆け抜けるような観光旅行でした。
もちろん、朝は羽田の始発7:10女満別行に乗り、知床の入口のオシンコシンの滝に11:00AMに到着していました。
都内に住んでいる訳ではありませんから、これに搭乗するには最寄り駅の始発電車に乗らなければならず、自宅を出たのが4:15AM、寝不足も手伝いオシンコシンの滝でもうヘトヘト状態でした。
  


それでもウトロで美味しいと評判の一休屋でウニとイクラを目の前にしていくらか元気を取り戻し、口の中を潮の香りで一杯にして、知床遊覧船に乗り込みました。
  
この日は小雨模様で気温11℃、関東人には真冬の寒さで、風もあり波も高く船室外に出れず。
写真は全て船室内からの撮影でガラス越しです。
でも、上の右の画像の黒いシミは草むらで蕗などを食べている熊なのです。親離れしたばかりの熊で兄弟でこの場所に良く出てくるらしいのですが、この時は片方だけ。
波が高かったせいで、皆軽く船酔い気味で知床五湖へ、2007年にも知床を訪れているのですがここは随分と変わってました。
木道が整備され、一湖の真近まで散策できるようになっていました。
熊が出没する今のシーズンは立ち入りを禁止されることが多かった地上遊歩道もガイド付きであればいつでも歩けるようになっています。
  
明日は釧路ですから、知床に宿泊では移動が大変なので屈斜路湖近くの川湯温泉まで戻り宿泊。
二日目は神の子池からスタートです。
  
ここでなんとカメラトラブルが発生し、持参したカメラが使用不能に、神の子池からはスマホの画像です。
2007年にここも訪ねています。その時は池を囲む木道などありませんでした。
今は池を木道がぐるりと囲んでいます。池の神秘的な色合いは相変わらずですが、木道が入った風景からは神秘性が失われていくようです。

最後は釧路川のカヌーツアーです。
川を下る前に細岡展望台に行き、釧路湿原全体を観察しました。
  
カヌーツアーは細岡展望台近くのカヌーを下せるスロープから岩保木水門までの約6km、1.5Hrの川下りです。
この時期、雪解け水で釧路川の水位が高く、カヌーに乗っていても湿原が観察できます。
まさに川の流れに身を任せると、結構な速さで流れ下っていても水音は全くしましせん。
聞こえるのはパドルで水を掻く音と鳥の鳴き声だけです。ものすごい静寂が湿原を覆っています。
手つかずの自然と美しい新緑に囲まれて至福の時間が過ごせました。
ツアーにはガイドが付いていますから、カヌーのコントロールはガイド任せ、ツーリストは目一杯楽しめばいいのです。
これで知床・釧路の弾丸ツアーは終了。カメラトラブルが唯一の誤算、JGに投稿できる画像もあまりありません。
でも、堪能しました。

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