Monthly Web Magazine Aug. 2016
■ 山口県の野菜 蒲池眞佐子
山口県は三方が海に開け、中国山地まで変化に富んだ地形をしており、全国でも珍しくたくさんの種類の農産物が生産されている。
このたくさんの農産物の美味しさに魅了され山口に移り住んだシェフがオープンしたレストランに先日行ってきた。山口市黒川にある「アランクロワ」という店だ。
採れたて野菜を使ったレストランで、具材も毎日変わる。「採れたて」も半端ない。
採れたて2分なのだ。裏の畑で採れるものを中心に近所の農家が持ってくるものを使っているらしい。
レストランへは車で、カーナビがあっても不安なところだが、野菜はみずみずしく、入っている野菜の種類も十数種類、なかなか他では食べられない数だ。
食事をしている途中にも近所の農家の人だろう、「こんなのできたけど・・」みたいな感じで野菜を持ってきていた。たくさんの野菜とともに食べるパスタ、美味しかったなぁ。
裏の畑
もう一つ、こちらに来てびっくりした野菜の1つに「たまげなす」がある。長さが40センチ近くある。
大きいだけじゃないかと思っていたが、これがまた美味しい。包丁を入れると、サクッと切れ、その食感は熱を入れてもヘタレない。塩だけつけるだけでも美味しい。・・・怠慢料理ではないんですが・・、
貴重な野菜を作っている方も高齢化が進んでいる、是非とも作り続けれるよう守ってほしいと思う。
たまげなす