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Monthly Web Magazine Dec. 2016

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京都市中央市場の「鍋まつり」 中山辰夫

お正月のおせち料理に縁起物として添えられる塩カズノコの初競りが11月22日に大阪市中央卸市場で行われました。

初競りでは、米国、カナダ産のほか、最高級の北海道産が扱われたようです。競りには、希少なカズノコを厳選して手間をかけた新商品「塩数の子 稀誉(まれひびき)」が初登場。過去最高額の1キロ当たり10万円で落札されたという報道がありました。

その翌日の23日、京都市中央市場では栄養バランスに優れ、皆で楽しむことのできる「鍋」をキーワードーに、「鍋まつり」が開催されました。今年で14回目です。

    

京都市中央卸市場は、1927(昭和2)年に、日本で最初の中央卸売市場として誕生して以来、来年で90年を迎えます。

午前11時の開場に関わらず、4カ所の入口とも、9時半には長蛇の列、老若入り混じってオープンを待ちます。出足の早いのにビックリでした。

開場と同時にお目当てのブースに殺到します。鍋の種類は20、各々のブースは約4000食分が準備されていました。

      

人気のブースは幾重もの列ができます。食べては並びの繰り返しです。旺盛な食欲にまかせた決してお上品とは言えない食べ方です。

          

「マグロの解体」・「アンコウの吊り切り」の実演と即売に人だかりでした。

    

12時過ぎには完売のブースが現れ、2時の閉幕を待たずして、1時過ぎには空っぽとなりました。参加の人達は最低2〜3種類の鍋に有り付けたようです。

    

京都の街なかにいるとは思えないような人の波と雰囲気に包まれた数時間でした。

マガジンが発刊される頃からソロソロ迎春準備が始まります。今年の正月用品の値動きが気になります。正月料理を食べて新年も元気に動きたいと思ってます。