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JAPAN GEOGRAPHICMonthly Web Magazine Nov. 2017
■ 万倉の大岩郷 蒲池眞佐子
山の中腹に巨大な岩がゴロゴロと転がっている大岩郷。
山口県美祢市の観光の一つであるが、ここにはほとんど人がいない。
大きな1m〜6mもある岩がゴロゴロとあるだけだが、これは地質現象によってできたものらしい。
標高320m〜380mの山に広がっており、長さ約100m、幅3〜40mの範囲に石英閃緑岩(せきえいせんりょくがん)の大岩が広がっている。
看板によると、マグマ活動活発になり、地上で急に冷えた火山岩が固まって深成岩ができたのが始まりとなっている。
これが、地殻変動で地上近くまで上昇し、地下水の影響で地表に近い岩石がボロボロになり、雨水により小さなものは流され、大きな塊だけが残ったとのこと。
とても岩の中までは入りこめないが、回りには遊歩道もあり、そこから、巨大な岩を見ることができる。
この中でひときわ大きな岩を「こめかみ岩」というらしいが、どれも大きくてよくわからなかったのが残念だった。
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