JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Dec. 2017

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■ 器材への投資 川村由幸

来年は古希になります。そろそろ終活を意識しなければいけないと考えています。

持ち物を減らし、身辺をシンプルに保たねばなりません。

解っているのですが、又候新しいカメラが欲しくなり始めている自分が居ます。

現状保有の機材で不足な要因を明確に意識しているわけではないのです。

でも欲しい。物欲は限りの無いものなのでしょうか。

しかもただ欲しいというだけでなく、欲しいものに具体性があるので尚ややこしいのです。

まず、画像の品質という観点からだとCANON5DMarkⅣ。

アマチュアカメラマンが使用する道具としては頂点に位置するカメラと認識しています。

今、5DMarkⅡを保有していますから使い勝手も理解していると言えます。

難点は重たいこと、年寄りにはこれがとてつもなく堪えられないのです。現状もα6300に逃げているのも5DMarkⅡの重さに打ちのめされているからなのです。

では逆にうんと携帯が楽な選択はと言えば、それはCANON PowerShotG1XMarkⅢ。

重量は400gしかありません。APS-Cで2420画素ですから画質も期待できます。コンデジのフラッグシップです。

ただ、11月下旬に発売になったばかりでネットでもその性能評価の情報が多くありません。

ユーザー評価がどのように定まって行くのか注目しているところです。

最後の選択が上の二つの中間より少し5D寄り、SONYα7RⅡ。

私にとってこれの難点はレンズ資産が全くないということに尽きます。レンズもということになると投資額が大きくなり過ぎるきらいがあります。性能は5DMarkⅣに極めて近いと考えてよいのでしょうが。

最終選択は年が明けて暖かくなるころでもいいかなと考えています。こうして悩むことも楽しみです。

さて、何を手に入れることになるのやら、今のままということになるかも知れません。

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