JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Dec. 2017

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■ おばちゃんカメラマンが行く 両子寺@大分県国東市   事務局

今回は両子寺。六郷満山の中山本寺で、山岳信仰の根本道場だ。

往時には半島一帯に185の寺院、洞窟、僧坊を含めて800の大小の堂、また石仏、石塔が点在し、ほとけの里といわれる六郷満山仏教文化圏が開かれていた。ほとんどの寺院の開基は仁聞菩薩でAD718年開創だ。(HPより)

来年は1300年の記念の年となる。七不思議、パワースポット、子授けご利益。訪れる人の目的は様々のようだ。

  

参拝した日は12月12日、例年にない寒波が襲来し、前日の夜に雪がうっすらとつもり、観光客はほとんどいない。どんよりとした雰囲気が修験の場にぴったりだ。今回3度目の訪問だが、連れ合いはもっと訪問し、雪景色にテンションが上がって、足取りも軽い。足元ばかり見ているおばカメは、寒さと足元の悪さに撮影は二の次で、ちょこちょこついて回る。

護摩堂から鬼橋を渡り、奥の院へ。ここで十分と思うが、さらにお決まりのお山巡りが始まる。

   

奥の院から少し引き返すと鎖場があり、覚悟はあるのか?と試すように人を一瞬たじろがせる。

 

石仏などを横目に「針の耳」に着く。岩場に落ち葉と雪が重なり合い滑る。ちょうど針の糸通しの穴のように見える。狭そうだが、何とか通れる。穴の形がアートのようだ。

     

数々の大木が巻き付いた岩は圧巻だ。しばし森を歩き「鬼の背割」に到着。両子山に登らない人はここが終点。大きな切り立った岩の間をくぐる。

    

感動と達成感というよりは、期せずして、必要を感じない撮影修行にトホホである。足場が悪いのでキャノンのM3しか持っていかなかったが、大雑把な記録写真になってしまった。

雑念を払い益々修行に励むようにと仁聞菩薩様が導いてくださったのだろう。

なんじゃこれ〜申子子授け祈願袋

奥の院に厳かにというより、ポンと置いてあるつぎはぎだらけの年代物のきんちゃく袋、これは申子子授け祈願袋と言い由緒のあるものでした〜。

子供が欲しい夫婦が午の日にコメ一升三合三勺を入れたきんちゃく袋とお神酒、お供物と祈願料を添えて子授祈願をするもので、毎年午の日には大変な賑わいとなるらしい。

この袋のすごいところは、子供を産んだ事のある32人のお母さんから8〜10cmの端布をもらい自分の一枚を加えて33枚で、パッチワークで作ったきんちゃくなのだ。

今風のキャラクターものだったり、レトロな和柄だったり、相当気持ちがこもっているもので、ご利益もあり出産した子供を連れてお礼の御参りも欠かさないらしい。その土地土地で変わった風習があり驚かされる。

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