JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Jan. 2018

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■ おばちゃんカメラマンが行く なんじゃこれ〜×100倍!「地獄極楽」 @大分県宇佐市   事務局

今回のお楽しみ「なんじゃこれ〜」

        

 

桂昌寺跡「地獄極楽」へ行く

今回2回目の訪問だ。

最初行ったときは、「なんじゃこれ〜×100倍!」

先が見えない暗く狭い通路。絵巻のように置いてある奇妙な石仏。出られるのか?恐怖と不安で声も出ない。

桂昌寺自体は室町時代に建てられたものらしいがその後荒廃し、江戸時代の後半に再興。文字の読めない村人のために仏の教えを説く目的で作られた洞窟ということだ。

ノミ跡が残るぐらいしっかり彫り込まれた細〜い洞窟を通って、地獄から極楽までの道のりを体験できる。全長70mほどだ。現地は簡単な礼拝堂裏山にある。拝観料100円と書いてある。

お堂の入り口にあった洞内図

細い洞窟を裸電球に照らされ浮かび上がる奇妙な仏像を拝みながら進むのだが、教導の場であり、洞窟部分は怖い。

先がどうなっているのかわからない怖さ、狭く暗い怖さ、背後の石仏に見られているような怖さをひしひしと感じた。

ろうそくを持ち、手探り状態で拝み進んだ当時を想像すると益々恐ろしい。心細いので言われるがままに順路に沿って行くと、地獄から入り、道なりに行くと極楽に行くようになっている。

最初の閻魔様に驚かされ、血の池地獄の赤鬼、青鬼、と地獄の風景が続く。くぐれる人がいるのかと思うほど細い胎内くぐりもある。

地獄から無事逃れてくると極楽の道が始まる。地獄に慣れたせいか極楽は幾分気が楽になる。

やっぱり極楽は楽なのかと思いきや最後に針の耳と呼ばれる5mほどの竪穴にぶつかる。

鎖をたどって極楽浄土に行くのだがほぼ垂直で細長い。おばちゃんは情けなくも一度はトライするのだが、すぐ極楽浄土に行くのをあきらめた。

ここは二度目、極楽浄土へ行く手段は一つではない。裏から山越えで行けるのだ。ちょいと太めの人や女子供が極楽浄土へ行けないはずはない。

またもや針の耳から出て最初に目に入った景色の極楽浄土感を味わえなかったのが悔やまれる。極楽浄土では麓の棚田が一望でき美しい。

本来教導目的であった洞窟が、時の流れとともにパワースポットや肝試しの場になりつつあるのも口惜しい。

 

閉所恐怖症気味だから洞窟は苦手だが、溝ノ口洞穴のように目の前に冬眠コウモリがぶら下がっているわけでもなく、都迫のかくれ念仏洞窟のように砂がざらざら降ってきたり大きな虫が這いまわってぞっとする場でもなく、慣れればなんとかなる。

 

今月のネコ 

これでもおねだりポーズの猫顔

 

普通の顔

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