JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Mar. 2018

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■ 新しいカメラを持って民家園に 川村由幸

新しいカメラを購入しました。コンデジです。

Canon G1X MarkⅢです。巷ではコンデジとは言え、デジイチに負けない画質だと評価する声が大きいようです。

センサーはAPS-Cサイズ、重量 399gで小型高性能が謳い文句のCanonコンデジのフラッグシップです。

撮影機材への投資が撮影意欲を高めるのは間違いのない所で私もそれを狙っての投資でもあります。

さらにもし本当にデジイチに負けない画質なら、大幅な撮影機材の軽量化が実現出来てしまいます。

4K動画の撮影はできませんが、どこに行くのにもG1X MarkⅢだけで済むなら、これほど楽なことはありません。

早速、これをもって日本民家園に出かけてきました。

場所は小田急線向ヶ丘遊園駅、なんと電車ででかけました。

いままで、上野や東京駅近くの取材以外電車で出かけたことはないと言ってもいい状況でした。

器材が軽量なら電車の方が楽ちんなのです。

  

現像はraw画像をdngに変換しLightroomで実行しています。画像はどうでしょうか。

100%サイズにして見ても、それほど粗さも見えずJGの要求品質になんとか耐えているのではないでしょうか。

  

暗い室内画像も細かいところまで描写できていると思いますが、ゆがみというか変形がデジイチの大口径レンズと比較すると大きいように感じます。当然と言えば当然なことですが。

窓の格子から差し込む光などとても美しく撮影できていると思いますが、いかがでしょうか。

  

色あいも自然でくせも少なく馴染みやすい画像だと感じます。

ここ日本民家園は23棟の古民家があり、内7棟は国の重要文化財に指定されています。

こんなにもたくさんの古民家が集められている施設の見学は初めての経験で古民家好きの私にはぴったりです。

園内の敷地も広く、さっと見て廻っただけで10,000歩を超えてしまいました。

今までなぜ訪問していないのか考えて見ますと、車移動だと都心をぬけての移動となり、混雑を嫌っていたのだと思います。

器材が軽くなり、電車移動が楽になると、さらに取材地の選択の幅が拡大しそうです。

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