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JAPAN GEOGRAPHICMonthly Web Magazine Apr. 2018
小金井市の小金井公園内にある江戸東京たてもの園に出かけてきました。
私の住まいからは車移動では都心を通過せざるを得ず、車移動を諦め電車で移動しました。
そんな気持ちになれたのも撮影機材の軽量化が貢献していそうです。
江戸東京たてもの園は先月訪問した川崎の日本民家園と同じような施設ですが、民家園に比べると時代がいくらか若いようです。
広さも日本民家園が優っているようですが、江戸東京たてもの園は小金井公園の一角で公園も含めるとこちらのほうがゆったりとした広さが味わえます。
4月4日に出かけたのですが、今年の桜は染井吉野は終わり、それでも八重桜などまだ楽しめる桜が残っていました。
江戸から昭和までの香りのする、建物が並んでいます。赤い屋根の洋館はカフェを営業しています。
工事など特別な事情の無い限り、全ての建物の内部も見学できます。
日本民家園の時もでしたが、これだけ多くの取材対象が一度に目の前にあると撮影し忘れてしまう建物が必ず出てきます。
もちろん、後で気づくのですが、結構ガッカリしたりしています。
全ての展示建物がしっかりとメンテナンスされていて、人が住んでも何の問題もないレベルに維持されているのがとても好ましく感じられ、季節を変えての再訪をその時に想いました。
戦災で東京はある意味歴史を失っています。それを感じられる空間がここにはあります。
残すことの大切さ、JGの精神にも共通するものがあると思います。
江戸東京たてもの園の展示がさらに充実し、長く将来まで存続することを願って止みません。
4月第三週には観桜を兼ねて福島を訪問する予定です。桜は終わりでしょうか?
咲き残っている桜を探して歩くことになりそうです。ついでに福島市民家園にも寄るつもりです。
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