Monthly Web Magazine Dec. 2018
かねてより、新幹線を乗り継いで札幌まで行きたいと思っていた。HyperDiaで調べてみたら大阪から11時間足らずで行けるようだ。午前7時前に大阪駅を発てば、午後6時前に札幌に着く。
それじゃーつまらない。仕事がらみで福島と五所川原と新函館北斗駅に見ておきたい建物がある。それだけでなく途中でいろいろ見物したい。9月15 -17日の連休がよさそうで、8月頃から計画していた。そうすると、9月4日に台風21号が関西を直撃し、関西空港などに大打撃を与えた。でも、我が計画には影響がない。とすると、9月6日に北海道を大地震が襲った。JRにも大打撃のようだった。が、直前に大阪のJR窓口で聞くと、何とか行けそうである。というわけで、予定通り9月の連休に旅立った。ジパング倶楽部の3割引き利用なので、のぞみには乗れない。
15日の朝、遠足日の小学生のように、早く目が覚め、予定より2時間早いひかり(新大阪06:08発)に間にあい、東京で乗り継いで、福島に10:46 に着いた。目的の建物は福島市の教育文化複合施設「こむこむ館」である。ちかくのホテルの結婚式場からよく見えた。写真は早朝の新大阪駅、三上山(滋賀県)、福島駅プラットフォーム、こむこむ館。
12:00発やまびこ47号に乗ると約1時間で一ノ関である。駅前のホテルに大きなキャリーバッグをおいて、バスで中尊寺へ行った。今年初めての彼岸花を見た。
翌日は早めにJRで平泉に行き、駅から近い観自在王院跡と毛越寺の庭園を鑑賞した。特に毛越寺は重森三玲「日本庭園歴覧辞典」で知り、是非見ておきたかった平安中期の庭園である。英語説明で「州浜」が単に「beach」となっているのに苦笑いした。
11:00に平泉駅前でバスに乗り、約半時間で猊鼻渓に着いて、船下りをした。
舟を降りたら、13時過ぎで慌ててJR猊鼻渓に行って、便数僅かの普通で一ノ関へ戻り、15:14発のやまびこ51号、盛岡ではやぶさ25号に乗り換え、17:29に新青森に着き、在来線でホテルのある青森へ向かった。
17日(月)、連休最後の日である。五所川原に行くのだが、行き帰りは全席指定の特急「リゾートしらかみ」である。その席がえらい洒落ているので驚いたが、車両間違いだった。
五所川原では、仕事で克雪ドームを眺めた後、帰りのリゾートしらかみまで2時間近くある。駅近くで時間をつぶせるのは立佞武多の館と吉幾三コレクションミュージアムしかなかった。帰りの特急から岩木山がよく見えた。印象的かつ象徴的な山である。
新青森13:31発のはやぶさ15号で青函トンネルを通過して、14:371に新函館北斗駅に着いた。この駅舎が仕事で見ておく建物である。途中で函館山が見えた。
ここからは在来線しかない。新函館北斗駅発15:15のスーバー北杜15号に乗った。駒ヶ岳がよく見えた。そういえば、この2日間は晴天続きだった。
地震の影響が少し残っていて、列車が徐行したため、半時間遅れの19:10頃札幌駅に着いた。
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