Monthly Web Magazine Feb. 2019
平成25年4月から改修のため閉館していた上野の旧東京音楽学校奏楽堂が昨年11月から再オープンしました。
改修工事のおかげで外観・内部ともにリフレッシュ、改めて美しい建造物であることを確認しました。
以前は屋根瓦に漆喰は施されていなかったと思います。悪くありません、建物に重厚感が増した気がします。
奏楽堂は重要文化財ですが、現在も演奏会に使用されています。重文の建造物内で聞くクラッシック音楽というもの、経験する価値がありそうです。
内部は壁や天井などすべて再塗装されていますが、大きな変化はありませんでした。ホールの椅子が新しくなっていたのが変化と言えば変化でしょうか。訪問時、ちょうど舞台にあるピアノの調律が行われていて、いささかシャッターが切りづらかったです。
周囲をぐるりと撮影したかったのですが、裏側は東京都美術館の敷地でいささか入りづらく、真後ろからの画像はなし。
こうして文化財が保存のために手を加えられるのは、なぜかこころが安らぎます。人のこころの余裕と豊かさを感じるためでしょうか。過去の貴重な遺産を将来に伝えてゆく、JGの理念にも通じるもののような気がします。
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