JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine July 2019

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■ 我楽多会横須賀ツアー(後篇) 野崎順次 movie

6月1日(土曜日)

我々のホテルは、汐入駅前のメルキュールホテル横須賀である。朝食は19階レストラン「ビストロ・ブルゴーニュ」で食べたが、そこから、昨日、船で回った軍港やヴェルニー公園がよく見える。真北の米軍横須賀基地は東西約1.5km、南北約2kmの地域で、東西北が海に面した半島状である。

    

今日の午前中は猿島を訪ねる。東京湾で自然林のある最大の無人島である。歴史は古く、縄文・弥生時代の石器、土器が発見されている。その後、幕末に江戸湾防備のため、台場としての役割を担った。明治時代になると、東京湾を守る洋式砲台として整備された。台場、要塞時代の建造物が今に残る貴重な歴史遺産である。三笠桟橋から船で10分ばかり。島の南端に猿島桟橋がある。

    

今日は晴天で暑いくらいである。周囲約1.6kmの小さな島だが結構アップダウンがあるので、無料の杖が有り難い。

 

小舟君の説明を聞きながら要塞跡の切通しを行く。煉瓦積みの兵舎、弾薬庫などがある。

      

煉瓦造りのトンネルがあり、指令部跡や弾薬庫がある。現在は「愛のトンネル」と呼ばれているそうだ。

   

島の北端の階段を下りると、日蓮洞窟(古代住居跡)がある。

  

島の北部には砲台跡が多い。

    

島の中央部の展望台広場、米軍基地が見え、トンビが何かを探しているような。

    

トンネルの北出口あたりに戻る。ここらの雰囲気がなかなかである。

    

という訳で、猿島桟橋に戻ってきました。中野君の頭上に光輪が!実は地上のマンホール。

   

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