JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Aug. 2019

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■ ほたるの撮影と工場夜景の撮影 蒲池眞佐子

うっかりして先月分のメルマガを送り忘れていた。

6月の中旬、ほたる船に乗った。今年で2回目である。

プロが撮ったホタルの写真のよなものが撮りたかったが、去年は惨敗。

真っ黒な画像ばかりだった。

今年こそはと、ホタル撮影方法をネットで検索しまくり、本まで買ってみたが、実際撮ってみないと綺麗に撮れるかどうかはわからない。

今の一眼レフは便利だけど、あちこちライト類があるため、カメラの事前設定でライト類を切りまくる。

昼間はあまり気にならなかったカメラの小さなライトを消すことから始めるがマニュアルを読まないとわからないというなさけなさ。

どのモードで撮れるかわからないので、夜中に家の中で実験。

コンセントのライトをほたるに見立ててみたが、やはり明るすぎて、事前リハーサルとはいかなかった。

本番のほたる船乗船前、船頭さんからもカメラでは写りませんので撮らずに目でみて感じて下さい。とのアナウンス。

ほたるは光るタイミングが同じで、シンクロする習性があり、東日本では4秒、西に行くほど2秒になるそうで、じゃ、2秒に合わせて撮ればいいんじゃないか?

と安直な私は考えてしまったが、それには、機材や場所設置やら制約が出るため、、やはり船の上では無理。

船頭さんの説明で、初めて知ったが、ほたるという名は「星がたれる」から「ほたる」と変化したそうだ。

ところで私の撮影計画だが、乗船後、そっとカメラのボタンを押す。

全ての明かりを消しているので、撮影しているのかどうかもわからない。

隣の夫まで、え?撮ってたの?というぐらいだから、撮影姿勢としては成功だろう。

ただ、どこを撮っているか、どれだけ撮れてるか、カメラ君、頼んだよ、という気持ちだ。

あとは目でほたるを堪能。美しかった。空には降るような星空、川岸にも乱舞するほたる。来てよかった。

毎年、予約が一杯でほたる船を予約するのも難しいが、どの日が一番いいかも年によって違うのでこれまた運まかせ。

今年はもう終わってしまって見れないかも、と思っていただけに撮影としては不十分だったが、本当鑑賞できてよかった。

  

もう一つ、以前から撮りたかった工場夜景を撮りにいった。

こちらもまた、船からの撮影。

カメラを見ながら撮影できるので、ほたるよりハードルは低いが、動く船からなので、じっくり確かめながらというより、とにかくパチパチ撮ってみた。

それが、なんと、フォトコンテストの募集があったので、軽い気持ちで応募してみたら、山口県内航海運組合理事長賞を頂くことに。

収容人数1800人の大ホールで周南市長から直々表彰状をもらうセレモニーに招待され、びっくり。

一生に一度あるかないかのこの機会を楽しむことができ、ますます撮影欲が湧いてきた。

  

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