JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Jan. 2020

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■ 2020初詣   田中康平

珍しく元旦からよく晴れて近くの坂道から初日の出を見た。久しぶりの様な気がする。関東では冬晴れの日が続くことが多いがここ福岡は朝鮮半島からの冷たい季節風が暖かい対馬海流で水分を与えられて雲が次々に生まれ冬は曇るのが普通だ。今年は年末年始に春の様な移動性高気圧がやってきて束の間の晴天をもたらしてくれた。温暖化もいいこともある。

孫たちは31日には引き上げて静かな2020年の正月を迎えた。

初詣には昼からのんびり近くの御子神社に出かけた、いつもの正月通りだ。安徳天皇が平家と太宰府に移りそこから屋島に向かうときにこの辺りを通り馬が木の根につまづいたという故事によっている。御子とは安徳天皇のことだ。自宅からは1.8km位あり30分ほど歩くがいい運動だ。着いてみると驚いた、かってなかったほどの長い参拝の列ができている。旅行にでかけずに正月をゆっくり自宅で過ごす人が増えているのだろう。やはり消費税増税で出費を抑える人が増えているのかもしれない。神に誓うほどの決意もなく参拝を終えて、いつもの様におみくじを引くと中吉だ、良いことばかりではないが努力すれば吉になるということだ。ふーんと思って境内でちょうど始まった和太鼓のアトラクションをながめる。近くの福岡大学のチームの演奏で手慣れた音を響かせてくれて、正月からちょっといい。

正月2日には市内の鳥飼八幡宮と光雲(てるも)神社に参って今年も3社参りの形ができた。驚いたのは引いた御籤が小吉、末吉と似たような感じばかりなのにくらべほとんど同時に引いた家内は全て大吉となってしまったことだ、これは何かあるかな、と神のお告げを信じたくなってしまう。

さて今年はどんな年になるのだろうか。

     

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