JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Apr. 2020

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■  古河公方公園  川村由幸

2015年から古河公方公園という愛称でよばれるようになった古河総合公園に行ってきました。
暖冬で早めに見頃となった桃の花が丁度美しいタイミングの訪問でした。

  

この公園には民家園があり、2棟の古民家が移築されています。
ひとつは重要文化財の旧飛田家、常陸太田市にあったものをここに移築しています。

  

よくメンテナンスさけれており、気持ち良く見学できます。茨城県内の曲がり屋でも最も古い部類の民家です。
もう一棟は県指定文化財の旧中山家です。これも坂東市にあったものをここに移築しています。

  

漆喰壁のきわだつ古民家で、群を抜いて美しい古民家だと思います。ここもしっかんとメンテナンスされています。
必要十分な手を入れ、古いものを守り育ててゆくという気持ちが伝わってくる民家園です。
ここを訪れたのは3/11、新型コロナウイルスの感染拡大帽子のため学校は休校となり、外出自粛が叫ばれている時です。

  

公園内には思いの外、来園者が多いのです。お子さんもたくさんいます。もちろん私はマスクをしていってますが、これほど多くの人と出会うとは予想しておらず、思わず腰が引けて十分な撮影をせず早々に引き上げて来てしまいました。
現状の感染拡大はこの頃からの小さな油断が災いしているのだと今更ながら実感しています。
私も撮影に出かけていたのですから、批判される側であっても、批判する側では残念ながらありません。
これ以降はカメラに触れていません。緊急事態宣言も発令され、しばらくは我慢を続けるのみです。
みんなで我慢して、早々にコロナ禍を追い払いましょう。

 

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